Excelウィンドウを全画面表示する方法について説明します。Excelウィンドウの最大化とは若干結果が異なり、リボンメニューも非表示となります。結果、シート以外を非表示にしますので注意して下さい。
【目次】
構文
記述方法は、以下の通りとなります。
=======================================================================
Application.DisplayFullScreen = True
Application.DisplayFullScreen = False
=======================================================================
[説明]:
Excelウィンドウを全画面表示するには「Application.DisplayFullScreen」を使用します。Trueを指定すると全画面表示となり、「このブックのウィンドウサイズを全画面表示して下さい。」との意味になります。 また、Falseを指定すると表示を元に戻すため、「このブックのウィンドウサイズを元に戻して下さい。」との意味になります。
使い方
使い方について、具体的に説明していきます。
全画面表示
全画面表示する方法について説明します。
[記述例]:
※以下の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方については、VBEの開き方を参考にして下さい。
-------------------------------------------------
Sub サンプル()
Application.DisplayFullScreen = True
MsgBox "全画面表示しました。"
End Sub
-------------------------------------------------
内容は、「このブックのウィンドウサイズを全画面表示にし、最後にMsgBoxで”全画面表示しました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。
[実行例]:
(実行前)
※通常サイズで表示しています。
(実行後)
※全画面表示にすると、リボンメニューが非表示になります。
ウィンドウを全画面表示する方法についての説明は以上です。
全画面表示を元に戻す
全画面表示を元に戻す方法について説明します。
[記述例]:
※以下の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方については、VBEの開き方を参考にして下さい。
-------------------------------------------------
Sub サンプル()
Application.DisplayFullScreen = False
MsgBox "全画面表示を戻しました。"
End Sub
-------------------------------------------------
内容は、「このブックのウィンドウサイズを全画面表示から元に戻し、最後にMsgBoxで”全画面表示を戻しました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。
[実行例]:
(実行前)
※全画面表示で表示しています。(リボンメニューが非表示の状態です)
(実行後)
※通常表示になりました。(リボンメニューが表示されました)
ウィンドウを全画面表示する方法についての説明は以上です。
おわりに
今回はExcelウィンドウの全画面表示の方法について説明しました。類似の指定方法にExcelウィンドウサイズの設定やExcelブックサイズの指定方法があります。こちらとの違いも理解してもらい、状況により有効に使い分けて下さい。