教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA 関数】Split関数の使い方を教えて!

構文

構文は以下の通りです。

Split(文字列, 区切り文字[, 最大分割数[, 比較方法]])

解説

Split関数は、文字列を指定の区切り文字で分割し、配列として返すためのVBA関数です。
●文字列:分割したい文字列を指定します。
●区切り文字:文字列を分割するための区切り文字を指定します。
●最大分割数(オプション):分割する要素の最大数を指定します。省略すると、すべての要素が分割されます。
●比較方法(オプション):文字列の比較方法を指定します。省略すると、バイナリ比較が行われます。

使い方

Split関数を使用する際には、次の手順に従ってください。

1.VBAのプロシージャ内で、分割したい文字列を指定します。例えば、次のように文字列を宣言します。

Dim 文字列 As String
文字列 = "要素1,要素2,要素3"

2.Split関数を使用して、文字列を指定の区切り文字で分割します。以下はその例です。

Dim 分割結果() As String
分割結果 = Split(文字列, ",")

分割結果には、指定した区切り文字で分割された要素が配列として格納されます。

プログラミング例

以下に、Split関数の使い方を示す簡単なプログラミング例を示します。この例では、文字列をカンマで分割し、分割された要素をループ処理してメッセージボックスで表示します。

Sub SplitFunctionExample()
    Dim text As String
    text = "要素1,要素2,要素3"
    Dim elements() As String
    elements = Split(text, ",")
    Dim i As Long
    For i = LBound(elements) To UBound(elements)
        MsgBox elements(i)
    Next i
End Sub

この例では、文字列が「要素1」「要素2」「要素3」となっているため、メッセージボックスに以下のような表示がされます。

要素1
要素2
要素3

まとめ

Split関数は、文字列を指定の区切り文字で分割して配列として取得するための便利な関数です。Split関数を使用することで、文字列操作やデータの分割が容易に行えます。是非活用してください。