教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA 関数】Join関数で配列の要素を結合させる方法を教えて!

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構文

記述方法は以下の通りとなります。

Join([配列],”[区切り文字]”)

[説明]:

指定した一次元配列の要素を指定した区切り文字で結合します。

[配列] 任意の配列を記述します。
[区切り文字] 要素を区切る任意の区切り文字を記述します。
省略する事も可能で、省略すると半角スペースで区切ります。
※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。

[記述例]:

Join(配列, "-")
Join(配列)

 

使い方

使い方について具体的に説明します。

区切り文字を指定した場合の結合方法

区切り文字を指定した場合の結合方法について説明します。

[プログラミング例]:

Sub サンプル()

  Dim 配列(3) As String

  配列(0) = "大山"
  配列(1) = "久保木"
  配列(2) = "岡田"
  配列(3) = "落合"

  MsgBox Join(配列, "-")

End Sub

「最初に変数:配列(3)を定義します。次に各配列要素に"大山"、"久保木"、"岡田"、"落合"を順番にセットします。最後にJoin関数を使用して変数:配列(3)を”-”を区切り文字として結合し、MsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。

f:id:m_kbou:20210427182202p:plain

※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。 

[実行例]:

①<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210427182220p:plain

②結果は以下の様に表示されます。各配列要素が”-”で区切られるため、MsgBoxで「大山-久保木-岡田-落合」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210427182231p:plain

[サンプル]:

上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。

drive.google.com

区切り文字を指定した場合の結合方法についての説明は以上です。

 

区切り文字を省略した場合の結合方法

区切り文字を省略した場合の結合方法について説明します。

[プログラミング例]:

Sub サンプル()

  Dim 配列(3) As String

  配列(0) = "大山"
  配列(1) = "久保木"
  配列(2) = "岡田"
  配列(3) = "落合"

  MsgBox Join(配列)

End Sub

「最初に変数:配列(3)を定義します。次に各配列要素に"大山"、"久保木"、"岡田"、"落合"を順番にセットします。最後にJoin関数を使用して変数:配列(3)を区切り文字省略で結合し、MsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。

f:id:m_kbou:20210427182416p:plain

※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。 

[実行例]:

①<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210427182442p:plain

②結果は以下の様に表示されます。各配列要素が半角スペースで区切られるため、MsgBoxで「大山 久保木 岡田 落合」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210427182454p:plain

[サンプル]:

上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。

drive.google.com

区切り文字を省略した場合の結合方法についての説明は以上です。

 

プログラミング(サンプル)

プログラミング事例を紹介します。

www.osiete-excelvba.work

 

おわりに

今回はJoin関数を使用した配列要素の結合方法について説明しました。テストデータやシュミレーションデータ等を作成する場合に有効活用できると思います。是非活用下さい。