構文
記述方法は以下の通りとなります。
Join([配列],”[区切り文字]”)
[説明]:
指定した一次元配列の要素を指定した区切り文字で結合します。
[配列] | 任意の配列を記述します。 |
[区切り文字] | 要素を区切る任意の区切り文字を記述します。 省略する事も可能で、省略すると半角スペースで区切ります。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
Join(配列, "-")
Join(配列)
使い方
使い方について具体的に説明します。
区切り文字を指定した場合の結合方法
区切り文字を指定した場合の結合方法について説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
Dim 配列(3) As String
配列(0) = "大山"
配列(1) = "久保木"
配列(2) = "岡田"
配列(3) = "落合"
MsgBox Join(配列, "-")
End Sub
「最初に変数:配列(3)を定義します。次に各配列要素に"大山"、"久保木"、"岡田"、"落合"を順番にセットします。最後にJoin関数を使用して変数:配列(3)を”-”を区切り文字として結合し、MsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。各配列要素が”-”で区切られるため、MsgBoxで「大山-久保木-岡田-落合」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
区切り文字を指定した場合の結合方法についての説明は以上です。
区切り文字を省略した場合の結合方法
区切り文字を省略した場合の結合方法について説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
Dim 配列(3) As String
配列(0) = "大山"
配列(1) = "久保木"
配列(2) = "岡田"
配列(3) = "落合"
MsgBox Join(配列)
End Sub
「最初に変数:配列(3)を定義します。次に各配列要素に"大山"、"久保木"、"岡田"、"落合"を順番にセットします。最後にJoin関数を使用して変数:配列(3)を区切り文字省略で結合し、MsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。各配列要素が半角スペースで区切られるため、MsgBoxで「大山 久保木 岡田 落合」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
区切り文字を省略した場合の結合方法についての説明は以上です。
プログラミング(サンプル)
プログラミング事例を紹介します。
おわりに
今回はJoin関数を使用した配列要素の結合方法について説明しました。テストデータやシュミレーションデータ等を作成する場合に有効活用できると思います。是非活用下さい。