文字列を日付型のデータに変換する方法について説明します。変換するにはCDate関数を使用します。
構文
記述方法は以下の通りとなります。
CDate(”[文字列]”)
[説明]:
CDate関数は指定した文字列を日付型データに変換します。[文字列]には日付型データに変換したい文字列を記述し、「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。内容を纏めると、「[文字列]で指定した文字列を日付型データに変換して下さい。」との意味になります。
[記述例]:
CDate("令和2年3月1日")
使い方
使い方について具体的に説明していきます。
日付型データに変換できるケース
日付型データに変換できるケースについて説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
MsgBox CDate("令和2年3月1日")
End Sub
「文字列”令和2年3月1日”を日付型データに変換してMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
日付型データに変換された「2020/03/01」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
文字列を日付型データに変換できるケースについての説明は以上です。
日付型データに変換できないケース(エラーとなるケース)
日付型データに変換できないケースについて説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
MsgBox CDate("令和2")
End Sub
「文字列”令和2年”を日付型データに変換してMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
和暦だけの様な文字列は日付型データに変換できないため、エラーメッセージが表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
文字列を日付型データに変換できないケースについての説明は以上です。
プログラミング(サンプル)
プログラミング事例を紹介します。
おわりに
今回はCDate関数を使用した文字列を日付型データに変換する方法について説明しました。日付型データに変換する事で日付の計算も可能になります。是非活用してみて下さい。