構文
構文は以下の通りです。
String(回数, 文字列)
String関数は、指定した文字列を指定した回数繰り返した文字列を返してくれます。この構文では、回数には繰り返す回数を指定し、文字列には繰り返す対象の文字列を指定します。指定した文字列が指定した回数だけ繰り返され、新しい文字列として返されます。
使い方
例えば、文字列"Hello"を5回繰り返した文字列を生成したい場合、次のようにString関数を使用します。
Dim result As String
result = String(5, "Hello")
result = String(5, "Hello")
この場合、変数resultには"HelloHelloHelloHelloHello"という文字列が格納されます。
プログラミング例
例えば、生徒の成績データを処理する際に、特定の記号で点数に対応するバーを作成する必要があるとしましょう。String関数を使えば、点数に応じたバーを簡単に生成することができます。
Sub GenerateScoreBars()
Dim scores As Range
Dim score As Variant
Dim bar As String
Set scores = Range("A2:A10") ' 成績データの入力範囲
For Each score In scores
bar = String(score.Value, "■") ' バーの生成
score.Offset(0, 1).Value = bar ' バーを隣の列に表示
Next score
End Sub
Dim scores As Range
Dim score As Variant
Dim bar As String
Set scores = Range("A2:A10") ' 成績データの入力範囲
For Each score In scores
bar = String(score.Value, "■") ' バーの生成
score.Offset(0, 1).Value = bar ' バーを隣の列に表示
Next score
End Sub
この例では、セルA2からA10に入力された生徒の成績データに基づいて、バーを生成し、隣の列に表示しています。成績が5だった場合、"■■■■■"というバーが表示されます。
まとめ
String関数は、文字列を繰り返し生成する際に便利な関数です。指定した文字列を指定した回数繰り返した文字列を返してくれます。構文もシンプルで、使い方も簡単ですので、是非活用してください。