構文
構文は以下の通りです。
Range("セル範囲").Font.Strikethrough = True ' 取り消し線を付ける
Range("セル範囲").Font.Strikethrough = False ' 取り消し線を外す
Range("セル範囲").Font.Strikethrough = False ' 取り消し線を外す
解説
Font.Strikethroughは、Fontオブジェクトのプロパティの一つです。これを使用することで、セル内の文字に取り消し線で表示することができます。Trueを代入すると取り消し線が付き、Falseを代入すると取り消し線が外れるという仕組みになります。
使い方
以下は具体的な例です。
Sub AddStrikethroughToCell()
' セルA1の文字に取り消し線を付ける
Range("A1").Font.Strikethrough = True
End Sub
Sub RemoveStrikethroughFromCell()
' セルA1の文字から取り消し線を外す
Range("A1").Font.Strikethrough = False
End Sub
' セルA1の文字に取り消し線を付ける
Range("A1").Font.Strikethrough = True
End Sub
Sub RemoveStrikethroughFromCell()
' セルA1の文字から取り消し線を外す
Range("A1").Font.Strikethrough = False
End Sub
上記の例では、セルA1の文字に対してFont.StrikethroughプロパティをTrueに設定することで取り消し線が付き、Falseに設定することで取り消し線が外れます。
プログラミング例
セル範囲に一括で取り消し線の設定を行う場合について紹介します。
Sub AddStrikethroughToRange()
' セルA1からB10までの範囲に取り消し線を付ける
Range("A1:B10").Font.Strikethrough = True
End Sub
Sub RemoveStrikethroughFromRange()
' セルA1からB10までの範囲から取り消し線を外す
Range("A1:B10").Font.Strikethrough = False
End Sub
' セルA1からB10までの範囲に取り消し線を付ける
Range("A1:B10").Font.Strikethrough = True
End Sub
Sub RemoveStrikethroughFromRange()
' セルA1からB10までの範囲から取り消し線を外す
Range("A1:B10").Font.Strikethrough = False
End Sub
上記の例では、Rangeメソッドを使用してセルA1からB10までの範囲に対して一括でFont.StrikethroughプロパティをTrueまたはFalseに設定することで、取り消し線の追加または削除を行います。
まとめ
Font.Strikethroughプロパティを使うことで、セル内の文字に取り消し線を追加できます。注意点として、セル内の文字に対してのみ作用し、数式やセルの枠線には影響を与えません。是非活用してください。