教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA セル操作】セルのフォントスタイル(Font.FontStyle)を変更する方法を教えて!

構文

構文は以下の通りです。

Range("セル範囲").Font.FontStyle = スタイル名

解説

Font.FontStyleプロパティは、セル内の文字列のスタイル(太字、斜体、下線など)を制御するために使用します。このプロパティはRangeオブジェクトのFontオブジェクトに含まれています。スタイル名には、以下のような値が設定できます。

スタイル名 内容
"標準" 標準のスタイルに設定します。
"斜体" 斜体のスタイルに設定します。
"太字" 太字のスタイルに設定します。
"太字 斜体" 太字+斜体(間の空白は半角)のスタイルに設定します。

使い方

以下は具体的な例です。

Sub ChangeFontStyle()
    ' セルA1のフォントスタイルを太字に設定
    Range("A1").Font.FontStyle = "太字"
    ' セルB2のフォントスタイルを斜体に設定
    Range("B2").Font.FontStyle = "斜体"
    ' セルC3のフォントスタイルを太字と斜体に設定
    Range("C3").Font.FontStyle = "太字 斜体"
    ' セルD4のフォントスタイルを通常のフォントスタイルに設定
    Range("D4").Font.FontStyle = "標準"
End Sub

上記の例では、それぞれのセルのフォントスタイルが太字、斜体、下線と太字、通常のフォントスタイルに設定されています。これらのスタイルは、「Font.FontStyle」プロパティに指定する値を変更することで自由にカスタマイズできます。

プログラミング例

例として、シート内のA1セルに「Hello, Excel VBA!」という文字列を入力し、その文字列に太字と斜体を同時に適用するコードを示します。

Sub ApplyFontStyle()
    Dim ws As Worksheet
    Dim targetCell As Range
    Dim targetFont As Font
    ' シートを指定
    Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
    ' セルを指定
    Set targetCell = ws.Range("A1")
    ' フォントオブジェクトを取得
    Set targetFont = targetCell.Font
    ' 太字と斜体を適用
    targetFont.FontStyle = "太字 斜体"
End Sub

まとめ

Font.FontStyleプロパティを利用することで、セル内の文字列に簡単にスタイルを適用できます。太字や斜体など、必要なスタイルを組み合わせることで、より見やすく効果的なシートを作成することができます。是非活用してください。