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ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA セル操作】セルの文字列に下線(Font.Underline)を設定する方法を教えて!

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文字列に下線を設定するにはFont.Underlineプロパティを使用します。下線の種類には「下線」「二重下線」「下線(会計)」「二重下線(会計)」の4種類があります。この文字列に下線を設定する方法について紹介します。

 

 

構文

記述方法は以下の通りとなります。

Range(”[セル範囲]”).Font.Underline =[下線の種類]

[説明]:

セルの文字列に下線を設定するには

 「Range(”[セル範囲]”).Font.Underline =[下線の種類]」

と記述します。

[セル範囲] 文字が入力されているセル範囲を記述します。
※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。
[下線の種類] 文字列の下に引く下線の種類を記述します。
※下線の種類は以下一覧を参考にして下さい。
スタイル 種類
下線 xlUnderlineStyleSingle
二重下線 xlUnderlineStyleDouble
下線(会計) xlUnderlineStyleSingleAccounting
二重下線(会計) xlUnderlineStyleDoubleAccounting
下線無し xlUnderlineStyleNone

※上記の設定は、セルの書式設定画面の下線の設定と同じ意味になります。

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[記述例]:

Range("A1").Font.Underline = xlUnderlineStyleSingle
Range("A1").Font.Underline = xlUnderlineStyleDouble
Range("A1").Font.Underline = xlUnderlineStyleSingleAccounting
Range("A1").Font.Underline = xlUnderlineStyleDoubleAccounting
Range("A1").Font.Underline = xlUnderlineStyleNone

 

使い方

使い方について具体的に説明します。

文字列に下線を引く方法

文字列に下線を引く方法について説明します。

[プログラミング例]:

Sub 下線を引く()
  Range("A1").Font.Underline = xlUnderlineStyleSingle
  MsgBox "下線を引きました。"
End Sub

内容は、「A1セルの文字列に下線を引き、最後にMsgBoxで”下線を引きました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。

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※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。

[実行例]:

①A1セルには「おはようございます」の文字列が入力されています。<下線を引く>ボタンをクリックします。このボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)

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②結果は以下の様になります。A1セルの文字列に下線が引かれ、MsgBoxで「下線を引きました。」が表示されます。

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文字列に下線を引く方法についての説明は以上です。

 

文字列に二重下線を引く方法

文字列に二重下線を引く方法について説明します。

[プログラミング例]:

Sub 二重下線を引く()
  Range("A1").Font.Underline = xlUnderlineStyleDouble
  MsgBox "二重下線を引きました。"
End Sub

内容は、「A1セルの文字列に二重下線を引き、最後にMsgBoxで”二重下線を引きました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。

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※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。

[実行例]:

①A1セルには「おはようございます」の文字列が入力されています。<二重下線を引く>ボタンをクリックします。このボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)

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②結果は以下の様になります。A1セルの文字列に二重下線が引かれ、MsgBoxで「二十下線を引きました。」が表示されます。

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文字列に二重下線を引く方法についての説明は以上です。

 

文字列に下線(会計)を引く方法

文字列に下線(会計)を引く方法について説明します。

[プログラミング例]:

Sub 下線会計を引く()
  Range("A1").Font.Underline = xlUnderlineStyleSingleAccounting
  MsgBox "下線(会計)を引きました。"
End Sub

内容は、「A1セルの文字列に下線(会計)を引き、最後にMsgBoxで”下線(会計)を引きました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。

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※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。

[実行例]:

①A1セルには「おはようございます」の文字列が入力されています。<下線を引く(会計)>ボタンをクリックします。このボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)

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②結果は以下の様になります。A1セルの文字列に下線(会計)が引かれ、MsgBoxで「下線(会計)を引きました。」が表示されます。

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文字列に下線(会計)を引く方法についての説明は以上です。

 

文字列に二重下線(会計)を引く方法

文字列に二重下線(会計)を引く方法について説明します。

[プログラミング例]:

Sub 二重下線会計を引く()
  Range("A1").Font.Underline = xlUnderlineStyleDoubleAccounting
  MsgBox "二重下線(会計)を引きました。"
End Sub

内容は、「A1セルの文字列に二重下線(会計)を引き、最後にMsgBoxで”二重下線(会計)を引きました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。

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※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。

[実行例]:

①A1セルには「おはようございます」の文字列が入力されています。<二重下線を引く(会計)>ボタンをクリックします。このボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)

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②結果は以下の様になります。A1セルの文字列に二重下線(会計)が引かれ、MsgBoxで「二重下線(会計)を引きました。」が表示されます。

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文字列に二重下線(会計)を引く方法についての説明は以上です。

 

文字列に引かれた下線を解除する方法

文字列に引かれた下線を解除する方法について説明します。

[プログラミング例]:

Sub 下線を解除()
  Range("A1").Font.Underline = xlUnderlineStyleNone
  MsgBox "下線を解除しました。"
End Sub

内容は、「A1セルの文字列に引かれている下線を解除し、最後にMsgBoxで”下線を解除しました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。

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※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。

[実行例]:

①A1セルには「おはようございます」の文字列が入力されており、下線が引かれています。<下線を解除>ボタンをクリックします。このボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)

f:id:m_kbou:20210815132003p:plain

②結果は以下の様になります。A1セルの文字列に引かれている下線が解除され、MsgBoxで「下線を解除しました。」が表示されます。

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文字列に引かれた下線を解除する方法についての説明は以上です。

 

[サンプル]:

上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。

drive.google.com

 

おわりに

今回は文字列に下線を設定する方法について説明しました。是非参考にして下さい。