構文
構文は以下の通りです。
解説
Font.ColorIndexプロパティは、文字の色を設定する際に使用する便利な機能です。このプロパティは、セル内の文字列の色をインデックス番号を使って指定します。Excelでは、16種類の基本色に対応したインデックスがあります。各インデックスには特定の色が対応しており、Font.ColorIndexを利用することで簡単に文字色を変更することができます。
0: 自動色
1: 黒色
2: 白色
3: 赤色
4: 明るい緑色
5: 青色
6: 黄色
7: ピンク色
8: 水色
9: 濃い緑色
10: 濃い青色
11: 濃い赤色
12: 明るい茶色
13: 濃い紫色
14: 濃い黄色
15: 明るい青色
使い方
Font.ColorIndexプロパティを使用するには、まず対象となるセルのFontオブジェクトにアクセスする必要があります。以下は、セルB2の文字色を赤色(インデックス番号3)に変更する例です。
' 対象セルのFontオブジェクトにアクセスして文字色を変更
Range("B2").Font.ColorIndex = 3
End Sub
この例では、Range("B2")でセルB2を指定し、そのFontオブジェクトのColorIndexプロパティに3を代入しています。これにより、セルB2内の文字色が赤に変更されます。
プログラミング例
次に、Font.ColorIndexを使った簡単なプログラミング例を示します。この例では、セル内の特定の文字列に応じて文字色を変更するマクロを作成します。
Dim targetRange As Range
Dim cell As Range
Dim keywords() As String
Dim keyword As Variant
' 対象セルの範囲を指定
Set targetRange = Range("A1:A10")
' 強調したいキーワードを配列に設定
keywords = Array("重要", "注意")
' キーワードごとにループ
For Each keyword In keywords
' キーワードを含むセルの文字色を青(インデックス番号5)に変更
For Each cell In targetRange
If InStr(cell.Value, keyword) > 0 Then
cell.Font.ColorIndex = 5
End If
Next cell
Next keyword
End Sub
この例では、セルA1からA10までの範囲を対象とし、配列keywordsに"重要"と"注意"の2つのキーワードを指定しています。それぞれのキーワードがセル内に含まれている場合に、文字色を青(インデックス番号5)に変更します。
まとめ
Font.ColorIndexプロパティを利用することで、簡単にセル内の文字色を変更できます。16種類の基本色に対応しているため、色のバリエーションも豊富です。是非活用してください。