文字列のフォント色を変更するにはFont.ColorIndexプロパティを使用します。このフォント色を変更する方法について紹介します。
構文
記述方法は以下の通りとなります。
Range(”[セル範囲]”).Font.ColorIndex = [色番号]
[説明]:
セルのフォント色を変更するには
「Range(”[セル範囲]”).Font.ColorIndex = [色番号]」
と記述します。
[セル範囲] | フォント色を変更したいセル範囲を記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[色番号] | フォント色の番号を記述します。 ※番号については、以下一覧を参考にして下さい。 |
※上記の設定は、以下のセルの書式設定画面の色設定と同じ意味になります。
[記述例]:
Range("A1:B2").Font.ColorIndex = 3
使い方
使い方について具体的に説明します。
フォント色を「赤」に変更する方法
フォント色を赤に変更する方法について説明します。
[プログラミング例]:
Sub 赤色()
Range("A1:B2").Font.ColorIndex = 3
MsgBox "フォント色を赤色に変更しました。"
End Sub
内容は、「A1セル~B2セルのフォント色を赤色に変更し、最後にMsgBoxで”フォント色を赤色に変更しました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①A1セル~C3セルに文字が入力されています。<赤色>ボタンをクリックします。このボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)
②結果は以下の様になります。A1セル~B2セルの文字色が赤色に変更され、MsgBoxで「フォント色を赤色に変更にしました。」が表示されます。
フォント色を赤色に変更する方法についての説明は以上です。
フォント色を「黒」に変更する方法(元に戻す)
フォント色を黒に変更する方法について説明します。
[プログラミング例]:
Sub 黒色()
Range("A1:B2").Font.ColorIndex = 1
MsgBox "フォント色を黒色に変更しました。"
End Sub
内容は、「A1セル~B2セルのフォント色を黒色に変更し、最後にMsgBoxで”フォント色を黒色に変更しました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①A1セル~C3セルに文字が入力されており、A1セル~B2セルの文字色が赤色になっています。<黒色>ボタンをクリックします。このボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)
②結果は以下の様になります。A1セル~B2セルの文字色が黒色に変更され、MsgBoxで「フォント色を黒色に変更にしました。」が表示されます。
フォント色を黒色に変更する方法についての説明は以上です。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
おわりに
今回はフォント色の変更方法について説明しました。是非覚えておいて下さい。