教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA 印刷】水平方向/垂直方向に改ページを挿入する方法について教えて!

構文

構文は以下の通りです。

水平方向の改ページ

水平方向の改ページは、HPageBreaksオブジェクトを使用して設定します。

Worksheets("Sheet1").HPageBreaks.Add Before:=Range("B2")

解説

上記のコードでは、"Sheet1"というシートのB2セルの前に水平方向の改ページを追加することを示しています。

垂直方向の改ページ

垂直方向の改ページも、VPageBreaksオブジェクトを使用して設定します。

Worksheets("Sheet1").VPageBreaks.Add Before:=Range("A3")

解説

上記のコードでは、"Sheet1"というシートのA3セルの前に垂直方向の改ページを追加することを示しています。

使い方

水平方向の改ページのプログラミング例

Sub AddHorizontalPageBreak()
    Worksheets("Sheet1").HPageBreaks.Add Before:=Range("B2")
End Sub

上記のコードを実行すると、"Sheet1"のB2セルの前に水平方向の改ページが追加されます。

垂直方向の改ページのプログラミング例

Sub AddVerticalPageBreak()
    Worksheets("Sheet1").VPageBreaks.Add Before:=Range("A3")
End Sub

上記のコードを実行すると、"Sheet1"のA3セルの前に垂直方向の改ページが追加されます。

まとめ

HPageBreaksオブジェクトとVPageBreaksオブジェクトを使用して、水平方向と垂直方向の改ページを設定することができます。水平方向の改ページはHPageBreaks.Addメソッドを、垂直方向の改ページはVPageBreaks.Addメソッドを使用します。改ページはあくまで印刷時の挙動を制御するための機能であり、Excel上での表示やデータの配置には直接的な影響を与えません。印刷プレビューや印刷時に改ページの効果を確認することをおすすめします。是非活用してください。