教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA 印刷】ページの余白を設定する方法について教えて!

構文

構文は以下の通りです。

上余白設定
PageSetup.TopMargin

構文: Worksheets("Sheet1").PageSetup.TopMargin = 10
説明: ページの上部余白を設定します。単位はインチ(1インチ = 2.54センチ)です。

下余白設定
PageSetup.BottomMargin

構文: Worksheets("Sheet1").PageSetup.BottomMargin = 10
説明: ページの下部余白を設定します。単位はインチです。

左余白設定
PageSetup.LeftMargin

構文: Worksheets("Sheet1").PageSetup.LeftMargin = 10
説明: ページの左側余白を設定します。単位はインチです。

右余白設定
PageSetup.RightMargin

構文: Worksheets("Sheet1").PageSetup.RightMargin = 10
説明: ページの右側余白を設定します。単位はインチです。

使い方

具体的な使い方を紹介します。

1.ページ余白の設定

以下の例では、シート1のページ余白を上下左右すべて10インチに設定しています。

Worksheets("Sheet1").PageSetup.TopMargin = 10
Worksheets("Sheet1").PageSetup.BottomMargin = 10
Worksheets("Sheet1").PageSetup.LeftMargin = 10
Worksheets("Sheet1").PageSetup.RightMargin = 10

これにより、シート1の印刷範囲の上下左右に10インチの余白が設定されます。

2.特定の余白の設定

以下の例では、シート1の上部余白を20インチに設定します。

Worksheets("Sheet1").PageSetup.TopMargin = 20

このように設定することで、シート1の印刷範囲の上部に20インチの余白が設定されます。他の余白に関しても同様に設定できます。

プログラミング例

具体的なプログラミング例を紹介します。

Sub SetPageMargins()
    Dim ws As Worksheet
    Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
    ' 上部余白を設定
    ws.PageSetup.TopMargin = 10
    ' 下部余白を設定
    ws.PageSetup.BottomMargin = 10
    ' 左側余白を設定
    ws.PageSetup.LeftMargin = 10
    ' 右側余白を設定
    ws.PageSetup.RightMargin = 10
End Sub

上記のVBAコードは、指定したシート(ここでは"Sheet1")のページ余白をすべて10インチに設定するものです。実行すると、対象のシートの余白が一括して変更されます。

まとめ

ページの余白を設定する方法について解説しました。是非活用してください。