構文
構文は以下の通りです。
Worksheets(シート名).PageSetup.FitToPagesTall = ページ数
Worksheets(シート名).PageSetup.FitToPagesWide = ページ数
Worksheets(シート名).PageSetup.FitToPagesWide = ページ数
解説
Excel VBAの「PageSetup.FitToPagesTall」および「PageSetup.FitToPagesWide」は、印刷時に指定した範囲のデータを指定したページ数に収めるための機能です。これらのプロパティを使用することで、印刷範囲を指定したページ数に合わせて調整することができます。
使い方
まず、対象となるシートを指定します。シート名は、Worksheetsオブジェクトを使用してアクセスできます。次に、「PageSetup.FitToPagesTall」および「PageSetup.FitToPagesWide」のプロパティに、印刷するページ数を指定します。これにより、印刷範囲が指定したページ数に収まるように調整されます。
プログラミング例
以下の例では、シート名を「Sheet1」とし、印刷範囲を2ページの高さと3ページの幅に設定しています。
Sub AdjustPrintArea()
Dim ws As Worksheet
Set ws = Worksheets("Sheet1")
ws.PageSetup.FitToPagesTall = 2
ws.PageSetup.FitToPagesWide = 3
End Sub
Dim ws As Worksheet
Set ws = Worksheets("Sheet1")
ws.PageSetup.FitToPagesTall = 2
ws.PageSetup.FitToPagesWide = 3
End Sub
このプログラムを実行すると、「Sheet1」の印刷範囲が2ページの高さと3ページの幅に自動的に調整されます。
まとめ
「PageSetup.FitToPagesTall」と「PageSetup.FitToPagesWide」は、印刷時のページ範囲を指定するための便利な機能です。これらのプロパティを使用することで、印刷範囲を指定したページ数に合わせて自動的に調整することができます。これは、大量のデータを印刷する場合や、特定のページ数に合わせて印刷する必要がある場合に役立ちます。