文字列の中にある空白文字を削除する方法について説明します。今回はReplace関数を使用して空白文字を削除します。Replace関数は特定の文字を検索して別の文字に変換する関数となります。この機能を利用して空白文字を削除する方法について説明します。
【目次】
構文
記述方法は、以下の通りとなります。
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Replace(”[文字列]”,”[変換対象文字]”,”[変換後文字]”)
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[説明]:
Replace関数は[文字列]に含まれる[変換対象文字]を[変換後文字]に変換します。[文字列][変換対象文字][変換後文字]共に「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。内容を纏めると、「[文字列]に含まれる[変換対象文字]を[変換後文字]に変換して下さい。」との意味になります。
[記述例]:
Replace("E x c e l V B A ", " ", "")
使い方
使い方について、具体的に説明していきます。
[記述例]:
※以下の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方については、VBEの開き方を参考にして下さい。
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Sub サンプル()
Dim 文字 As String
文字 = "E x c e l V B A"
MsgBox 文字
MsgBox Replace(文字, " ", "")
End Sub
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「最初に文字列”E x c e l V B A”をMsgBoxで表示し、次に文字列”E x c e l V B A”に含まれる空白を削除した文字列をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
[実行例]:
※最初のMsgBoxでは”E x c e l V B A ”(空白を含んだ文字列)が表示されます。
※2回目のMsgBoxでは”ExcelVBA”(空白が削除された文字列)が表示されます。
文字列に含まれる空白文字を削除する方法についての説明は以上です。
おわりに
今回はReplace関数を使用した文字列内に含まれる空白文字を削除する方法について説明しました。文字列内の文字変換処理は、プログラミングをする上で多々使用します。是非覚えておいて下さい。