教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA セル操作】罫線の太さを変更するにはどうすればいいの?教えて!

構文

構文は以下の通りです。

Range("セル範囲").Borders.Weight = 定数

解説

セルに罫線の太さを設定するには、RangeオブジェクトのBordersプロパティを使用します。Range("セル範囲")のセル範囲は、セルの位置や範囲を指定するための方法です。例えば、"A1"はA列の1行目のセルを表し、"A1:B5"はA列の1行目からB列の5行目までの範囲を表します。Bordersは、セルの境界線を管理するためのものです。Bordersプロパティを使用することで、セル範囲に対して異なる方向の罫線を設定することができます。Weightは、罫線の太さを設定します。以下の定数があります。

定数 内容
xlHairline 最も細い罫線を表します。
xlThin やや細い罫線を表します。
xlMedium 中程度の太さの罫線を表します。
xlThick 太い罫線を表します。

使い方

具体的な使い方を紹介します。

Sub DrawMediumBorders()
    Dim rng As Range
    Set rng = Range("A1:B5")
    ' 中程度の太さの罫線を設定
    rng.Borders.Weight = xlMedium
End Sub

上記は、セル範囲A1からB5までのセルに中程度の太さの罫線を引きます。

プログラミング例

以下に、プログラミング例を紹介します。

例1: セル範囲に細い罫線を設定する

Sub SetThinBorders()
    Dim rng As Range
    Set rng = Range("A1:D10")
    ' 細い罫線を設定
    rng.Borders.Weight = xlThin
End Sub

この例では、セル範囲A1からD10までのセルに細い罫線が引かれます。

例2: 特定のセルの左側境界線に太い罫線を設定する

Sub SetLeftBorderThick()
    Range("B2").Borders(xlEdgeLeft).Weight = xlThick
End Sub

この例では、セルB2の左側の境界線に太い罫線が引かれます。

例3: セル内の縦方向の罫線を中程度の太さに設定する

Sub SetInsideVerticalMedium()
    Dim rng As Range
    Set rng = Range("C1:C5")
    ' セル内の縦方向の罫線を中程度の太さに設定
    rng.Borders(xlInsideVertical).Weight = xlMedium
End Sub

この例では、セル範囲C1からC5までのセル内の縦方向の罫線が中程度の太さに設定されます。

まとめ

Borders.Weightプロパティを使用することで、細い線から太い線まで、希望する罫線の太さを簡単に設定できます。是非活用してください。