構文
構文は以下の通りです。
解説
セルに罫線の太さを設定するには、RangeオブジェクトのBordersプロパティを使用します。
●Range("セル範囲"):セル範囲は、セルの位置や範囲を指定するための方法です。例えば、"A1"はA列の1行目のセルを表し、"A1:B5"はA列の1行目からB列の5行目までの範囲を表します。
●Borders:セルの境界線を管理するためのものです。Bordersプロパティを使用することで、セル範囲に対して異なる方向の罫線を設定することができます。
●Weight:罫線の太さを設定します。このプロパティには以下の値があります。
・xlHairline(Excel上では細線): 最も細い罫線を表します。
・xlThin(Excel上では細い線): やや細い罫線を表します。
・xlMedium(Excel上では中線): 中程度の太さの罫線を表します。
・xlThick(Excel上では太い線): 太い罫線を表します。
使い方
具体的な使い方を紹介します。
Dim rng As Range
Set rng = Range("A1:B5")
' 中程度の太さの罫線を設定
rng.Borders.Weight = xlMedium
End Sub
上記は、セル範囲A1からB5までのセルに中程度の太さの罫線を引きます。
プログラミング例
以下に、プログラミング例を紹介します。
例1: セル範囲に細い罫線を設定する
Dim rng As Range
Set rng = Range("A1:D10")
' 細い罫線を設定
rng.Borders.Weight = xlThin
End Sub
この例では、セル範囲A1からD10までのセルに細い罫線が引かれます。
例2: 特定のセルの左側境界線に太い罫線を設定する
Range("B2").Borders(xlEdgeLeft).Weight = xlThick
End Sub
この例では、セルB2の左側の境界線に太い罫線が引かれます。
例3: セル内の縦方向の罫線を中程度の太さに設定する
Dim rng As Range
Set rng = Range("C1:C5")
' セル内の縦方向の罫線を中程度の太さに設定
rng.Borders(xlInsideVertical).Weight = xlMedium
End Sub
この例では、セル範囲C1からC5までのセル内の縦方向の罫線が中程度の太さに設定されます。
まとめ
Borders.Weightプロパティを使用することで、細い線から太い線まで、希望する罫線の太さを簡単に設定できます。是非活用してください。