構文
構文は以下の通りです。
解説
この関数は、引数として渡された文字列を全て小文字に変換します。変換後の結果は、新しい文字列として返されます。元の文字列は変更されません。
使い方
基本的な使い方を紹介します。
Dim convertedString As String
originalString = "Hello World!"
convertedString = LCase(originalString)
MsgBox convertedString
このコードでは、変数originalStringに"Hello World!"という文字列を代入し、LCase関数を使ってoriginalStringの値を小文字に変換し、変数convertedStringに代入しています。そして、MsgBox関数を使ってconvertedStringの値を表示しています。実行すると、メッセージボックスには"hello world!"と表示されるでしょう。LCase関数によって、元の文字列が小文字に変換されたことが確認できますね。
さらに、LCase関数は変数に直接適用することもできます。以下の例をご覧ください。
originalString = "HeLlo WoRlD!"
originalString = LCase(originalString)
MsgBox originalString
このコードでは、変数originalStringに"Hello World!"という文字列を代入し、直接LCase関数を使ってoriginalStringの値を小文字に変換しています。そして、MsgBox関数を使ってoriginalStringの値を表示しています。実行すると、メッセージボックスには"hello world!"と表示されます。元の変数に直接LCase関数を適用することで、より簡潔なコードを書くことができます。
さらに、LCase関数は変数の値を変更するだけでなく、関数の結果を直接使用することもできます。以下の例をご覧ください。
Dim compareString As String
originalString = "Hello World!"
compareString = "hello world!"
If LCase(originalString) = compareString Then
MsgBox "文字列は一致します!"
Else
MsgBox "文字列は一致しません。"
End If
このコードでは、originalStringとcompareStringという2つの変数に文字列を代入し、LCase関数を使ってoriginalStringを小文字に変換します。そして、LCase(originalString)の結果をcompareStringと比較しています。もしoriginalStringが小文字に変換された結果とcompareStringが一致していれば、"文字列は一致します!"というメッセージボックスが表示されます。一致しない場合は、"文字列は一致しません。"というメッセージボックスが表示されます。
プログラミング例
以下に、LCase関数の使い方を具体的なプログラム例として紹介します。
Dim originalText As String
Dim convertedText As String
originalText = "Hello, World!"
convertedText = LCase(originalText)
MsgBox "変換前の文字列: " & originalText & vbCrLf & _
"変換後の文字列: " & convertedText
End Sub
このプログラムは、"Hello, World!"という文字列をLCase関数を使用して小文字に変換し、変換前と変換後の文字列をメッセージボックスに表示します。
まとめ
LCase関数は、文字列を小文字に変換するために使用されます。この関数は非常に簡単に使うことができ、変換後の結果は新しい文字列として返されます。元の文字列は変更されないため、安心して使用することができます。