アルファベットの大文字を小文字に変換する方法について紹介します。今回の変換ではあくまでアルファベットの大文字を小文字に変換する場合に使用できる内容となります。ひらがなやカタカナ等の大文字を小文字に変換する場合には使用できませんので、予め注意して下さい。
構文
記述方法は以下の通りとなります。
LCase(”[文字列]”)
[説明]:
指定した文字列に含まれるアルファベットの大文字を小文字に変換します。
[文字列] | 任意の文字列を記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
LCase("ExcelVBA")
使い方
使い方について具体的に説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
MsgBox LCase("ExcelVBA")
End Sub
「アルファベット文字列”ExcelVBA”に含まれる大文字を小文字に変換してMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。アルファベット文字列”ExcelVBA”に含まれる大文字を小文字に変換するため、MsgBoxで「excelvba」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
アルファベットの大文字を小文字に変換する方法についての説明は以上です。
プログラミング(サンプル)
プログラミング事例を紹介します。
おわりに
今回はLCase関数を使用したアルファベットの大文字を小文字に変換する方法について説明しました。アルファベットの大文字・小文字が混在しているケースで、小文字に統一する場合に使用して下さい。また、類似の内容としてアルファベットの小文字を大文字に変更する方法もあります。こちらも参考にして下さい。