構文
記述方法は以下の通りとなります。
CStr([数値])
[説明]:
数値を文字列に変換します。
[数値] | 任意の数値を記述します。 |
[記述例]:
CStr(10)
使い方
使い方について具体的に説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
'↓処理①
Dim 数値 As Integer
'↓処理②
数値 = 10
'↓処理③
MsgBox "数値は「" & 数値 & "」です。変数型は「" & VarType(数値) & "」です。"
'↓処理④
MsgBox "数値は「" & CStr(数値) & "」です。変数型は「" & VarType(CStr(数値)) & "」です。"
End Sub
処理の流れは以下の通りとなります。
[処理①]:変数定義
Dimによる変数定義となります。
[処理②]:変数に値をセット
変数:数値に「10」をセットします。
[処理③]:Msgboxを使用した変数:数値の値と変数型を表示
今回のMsgBoxでは、まず最初に[処理②]でセットした変数:数値を表示します。特別な変換処理をしていないため数値の「10」が表示され、次のVarTypeでは整数型との扱いから「2」が表示されます。
[処理④]:Msgboxを使用した変数:数値の値と変数型を表示
今回のMsgBoxでは、まず最初に[処理②]でセットした変数:数値を表示します。数値→文字列へ変換をしているため文字列としての「10」が表示され、次のVartypeでは文字列型との扱いから「8」が表示されます。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②最初のMsgBoxで「数値は「10」です。変数型は「2」です。」が表示されます。
③2回目のMsgBoxで「数値は「10」です。変数型は「8」です。」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
CStr関数の使い方についての説明は以上です。
プログラミング(サンプル)
プログラミング事例を紹介します。
おわりに
今回はCStr関数の使い方について説明しました。データ形式を変換するケースは、VBAを記述している中では多々あります。是非活用してみて下さい。