構文
構文は以下の通りです。
解説
PrintErrorsプロパティを使用することで、印刷時にセルのエラーチェック結果を表示する方法を制御することができます。デフォルトでは、このプロパティはxlPrintErrorsDisplayedに設定されており、エラーチェック結果が表示されて印刷されます。PrintErrorsプロパティは、次のいずれかの定数値を取ります。
・xlPrintErrorsDisplayed:エラーチェック結果を表示して印刷します。
・xlPrintErrorsBlank:エラーチェック結果を空白として印刷します。
・xlPrintErrorsDash:エラーチェック結果をダッシュ(「-」)として印刷します。
使い方
PrintErrorsプロパティをxlPrintErrorsBlankに設定すると、印刷時にセルのエラーチェック結果が空白として印刷されます。例えば、以下のように設定します。
Worksheets("Sheet1").PageSetup.PrintErrors = xlPrintErrorsBlank
End Sub
上記の例では、"Sheet1"という名前のワークシートのPrintErrorsプロパティをxlPrintErrorsBlankに設定しています。
プログラミング例
以下のプログラム例では、PrintErrorsプロパティを使用して、ワークシートの印刷時にエラーチェック結果の表示を切り替える方法を示します。
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
If ws.PageSetup.PrintErrors = xlPrintErrorsDisplayed Then
ws.PageSetup.PrintErrors = xlPrintErrorsBlank
Else
ws.PageSetup.PrintErrors = xlPrintErrorsDisplayed
End If
End Sub
上記の例では、"Sheet1"という名前のワークシートのPrintErrorsプロパティの現在の設定を確認し、xlPrintErrorsDisplayedならxlPrintErrorsプロパティをxlPrintErrorsBlankに設定しています。
まとめ
PageSetup.PrintErrorsプロパティを使用すると、印刷時にセルのエラーチェック結果の表示を制御することができます。この機能を活用することで、印刷物に表示されるエラーチェック結果を調整することができます。是非活用してください。