教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA 印刷】ヘッダー及びフッターで使用する書式コードについて教えて!

構文

印刷時のヘッダーやフッターで使用できる書式コードには以下のものがあります。

・&"フォント名": ヘッダーまたはフッター内のテキストに指定したフォントを適用します。フォント名はダブルクォーテーションで囲みます。
・&nn: 文字のサイズを指定します。nnは2桁の数値で、ポイント単位で文字の大きさを決定します。
・&color: テキストの色を指定します。colorはカラーコードを指定します。
・&L: テキストを左寄せにします。
・&C: テキストを中央寄せにします。
・&R: テキストを右寄せにします。
・&I: テキストを斜体にします。
・&B: テキストを太字にします。
・&U: テキストに下線を引きます。
・&E: シート名を表示します。
・&S: ファイル名を表示します。
・&X: ページ番号を表示します。
・&Y: 総ページ数を表示します。

これらの書式コードを組み合わせることで、ヘッダーやフッターを自由に装飾することができます。

使い方

以下に、具体的な使い方を紹介します。

Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
ws.PageSetup.LeftHeader = "&""Arial""&14&KFF0000左寄せ"
ws.PageSetup.CenterFooter = "&B&C&12&KAABBCC中央寄せ"
ws.PageSetup.RightFooter = "&R&I&10&K0000FF右寄せ斜体"
ws.Page

このように、PageSetupオブジェクトのLeftHeader、CenterFooter、RightFooterプロパティに書式コードを含むテキストを設定することで、ヘッダーやフッターを装飾することができます。

プログラミング例

以下に、具体的なプログラミング例を示します。

Sub CustomizeHeaderAndFooter()
    Dim ws As Worksheet
    Set ws = ThisWorkbook.Worksheets("Sheet1")
    ws.PageSetup.LeftHeader = "&""Arial""&14&KFF0000左寄せ"
    ws.PageSetup.CenterFooter = "&B&C&12&KAABBCC中央寄せ"
    ws.PageSetup.RightFooter = "&R&I&10&K0000FF右寄せ斜体"
    ' 印刷プレビューで結果を確認
    ws.PrintPreview
End Sub

このプログラムでは、Sheet1という名前のワークシートのヘッダーとフッターにそれぞれ書式コードを使用してテキストを設定しています。その後、PrintPreviewメソッドを使用して印刷プレビューを表示し、結果を確認しています。

まとめ

ExcelVBAを使用して印刷時のヘッダーやフッターに書式コードを活用する方法について解説しました。書式コードを使用することで、フォントや文字サイズ、色、配置、スタイルなどを自由に設定することができます。これにより、見栄えの良い印刷物を作成することができます。是非活用してください。