印刷時に行番号や列番号を一緒に印刷する方法となります。行番号や列番号を印刷するとセル番号が明確になり、シートのチェックがし易くなります。
構文
記述方法は以下の通りとなります。
Sheets("[シート名]").PageSetup.PrintHeadings = True or False
[説明]:
印刷時に行番号と列番号を印刷するには
「Sheets("[シート名]").PageSetup.PrintHeadings = True」
と記述します。また、行番号と列番号を印刷しない(元に戻す)場合には
「Sheets("[シート名]").PageSetup.PrintHeadings = False」
と記述します。
[シート名] | 行/列番号を印刷するシート名を記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
Sheets("Sheet1").PageSetup.PrintHeadings = True
Sheets("Sheet1").PageSetup.PrintHeadings = False
使い方
使い方について具体的に説明します。
行番号と列番号を印刷する
行番号と列番号を印刷する方法について説明します。
[プログラミング例]:
Sub 行列番号を印刷する()
Sheets("Sheet1").PageSetup.PrintHeadings = True
Sheets("Sheet1").PrintPreview
End Sub
内容は、「Sheet1シートを印刷時に行列番号を印刷する様に設定し、印刷プレビューで表示して下さい。」との意味になります。
※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
(事前確認)
最初に印刷プレビューにて、Sheet1シートの印刷時に行列番号が印刷されていない事を確認します。
①<行列番号を印刷>ボタンをクリックします。<行列番号を印刷>ボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)
②結果は以下の様になり、印刷時に行列番号が印刷プレビューで表示されます。
行番号と列番号を印刷する方法についての説明は以上です。
元に戻す(行番号と列番号を印刷しない)
元に戻す(行番号と列番号を印刷しない)方法について説明します。
[プログラミング例]:
Sub 行列番号を印刷する()
Sheets("Sheet1").PageSetup.PrintHeadings = False
Sheets("Sheet1").PrintPreview
End Sub
内容は、「Sheet1シートを印刷時に行列番号を印刷しない様に設定し、印刷プレビューで表示して下さい。」との意味になります。
※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
(事前確認)
最初に印刷プレビューにて、Sheet1シートの印刷時に行列番号が印刷されている事を確認します。
①<元に戻す>ボタンをクリックします。<元に戻す>ボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)
②結果は以下の様になり、印刷時に行列番号が印刷プレビューで表示されません。
元に戻す(行番号と列番号を印刷しない)方法についての説明は以上です。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
おわりに
今回は行番号と列番号を印刷する方法について説明しました。類似の内容に枠線を印刷する方法もあります。こちらも参考にして下さい。