構文
構文は以下の通りです。
Worksheets(シート名).PageSetup.FirstPageNumber = ページ番号
解説
Excel VBAの「PageSetup.FirstPageNumber」は、印刷時に最初のページの番号を指定するための機能です。通常、Excelの印刷機能では最初のページは「1」となりますが、「PageSetup.FirstPageNumber」を使用することで、任意の番号を設定することができます。
使い方
まず、対象となるシートを指定します。シート名は、Worksheetsオブジェクトを使用してアクセスできます。次に、「PageSetup.FirstPageNumber」のプロパティに、最初のページの番号を指定します。これにより、印刷時に最初のページに指定した番号が表示されます。
プログラミング例
以下の例では、シート名を「Sheet1」とし、最初のページの番号を「10」と設定しています。
Sub SetFirstPageNumber()
Dim ws As Worksheet
Set ws = Worksheets("Sheet1")
ws.PageSetup.FirstPageNumber = 10
End Sub
Dim ws As Worksheet
Set ws = Worksheets("Sheet1")
ws.PageSetup.FirstPageNumber = 10
End Sub
このプログラムを実行すると、「Sheet1」の印刷時に最初のページの番号が「10」となります。
まとめ
「PageSetup.FirstPageNumber」は、Excel VBAで印刷時の最初のページの番号を指定するための機能です。これを使用することで、通常の「1」以外の番号を最初のページに設定することができます。印刷物によっては、目次や表紙などのページ番号を別の番号から開始する必要がある場合があります。そのような場合に「PageSetup.FirstPageNumber」を是非活用してください。