構文
構文は以下の通りです。
Worksheets.Add(Before, After, Count, Type)
解説
Addメソッドは、シートを新しく追加する際に使用します。
引数 | 指定 | 内容 |
Before | 省略可 | 新しいシートを挿入する位置を指定します。省略するとシートは一番前に挿入されます。 |
After | 省略可 | 新しいシートを挿入する位置を指定します。省略するとシートは一番後ろに挿入されます。 |
Count | 省略可 | 追加するシートの数を指定します。省略すると1つのシートが追加されます。 |
Type | 省略可 | 追加するシートのタイプを指定します。省略するとデフォルトのシートタイプが使用されます。 |
使い方
以下に、具体的な使い方を紹介します。
1.シートの追加(デフォルトの位置)
以下のコードは、新しいシートを一番前に追加する例です。
Worksheets.Add
2.シートの追加(指定した位置)
以下のコードは、新しいシートを指定した位置に追加する例です。
Worksheets.Add Before:=Sheets("Sheet2") ' Sheet2の前に追加
Worksheets.Add After:=Sheets("Sheet3") ' Sheet3の後に追加
Worksheets.Add After:=Sheets("Sheet3") ' Sheet3の後に追加
3.複数のシートを一度に追加
以下のコードは、3つの新しいシートを一度に追加する例です。
Worksheets.Add Count:=3
4.特定のタイプのシートを追加
以下のコードは、新しいグラフシートを追加する例です。
Worksheets.Add(Type:=xlChart)
プログラミング例
実際のプログラミング例を通じて、使い方を紹介します。
Sub AddSheetExample()
Dim newSheet As Worksheet
Set newSheet = Worksheets.Add(Before:=Sheets("Sheet2"))
' 追加したシートの名前を設定
newSheet.Name = "新しいシート"
' 追加したシートにデータを入力
newSheet.Range("A1").Value = "Hello, World!"
' 追加したシートの背景色を変更
newSheet.Tab.Color = RGB(255, 0, 0)
End Sub
Dim newSheet As Worksheet
Set newSheet = Worksheets.Add(Before:=Sheets("Sheet2"))
' 追加したシートの名前を設定
newSheet.Name = "新しいシート"
' 追加したシートにデータを入力
newSheet.Range("A1").Value = "Hello, World!"
' 追加したシートの背景色を変更
newSheet.Tab.Color = RGB(255, 0, 0)
End Sub
この例では、新しいシートをSheet2の前に追加し、その名前を「新しいシート」としました。また、セルA1に「Hello, World!」というテキストを入力し、シートのタブの背景色を赤に変更しています。
まとめ
Addメソッドを使うことで、簡単に新しいシートを追加することができます。作業の効率化や自動化が可能となります。是非活用してください。