アクティブとは今まさに操作対象となっている状態を言います。シートをアクティブに指定した場合には、指定したシートが前面に表示される事になります。シートをアクティブにする方法について紹介します。
構文
記述方法は以下の通りとなります。
Sheets(”[シート名]”).Activate
[説明]:
シートをアクティブにするには
「Sheets(”[シート名]”).Activate」
と記述します。
[シート名] | アクティブにしたいシート名を記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
Sheets("Sheet2").Activate
Sheets("Graph1").Activate
使い方
使い方について具体的に説明します。
通常シートをアクティブにする方法
通常のシートをアクティブにする方法について説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
Sheets("Sheet2").Activate
MsgBox "Sheet2をアクティブにしました。"
End Sub
内容は、「Sheet2シートをアクティブにし、最後にMsgBoxで”Sheet2をアクティブにしました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。
※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンはSheet1シートに登録されており、上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。この<実行>ボタンをクリックします。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)
②処理結果は以下の様になります。Sheet2シートがアクティブになり、MsgBoxで「Sheet2をアクティブにしました。」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
通常のシートをアクティブにする方法についての説明は以上です。
グラフシートをアクティブにする方法
グラフシートをアクティブにする方法について説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
Sheets("Graph1").Activate
MsgBox "Graph1をアクティブにしました。"
End Sub
内容は、「Graph1シートをアクティブにし、最後にMsgBoxで”Graph1をアクティブにしました。”のメッセージを表示して下さい。」との意味になります。
※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンはSheet1シートに登録されており、上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。この<実行>ボタンをクリックします。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)
②処理結果は以下の様になります。Graph1シートがアクティブになり、MsgBoxで「Graph1をアクティブにしました。」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
グラフシートをアクティブにする方法についての説明は以上です。
おわりに
今回はシートをアクティブにする方法について説明しました。アクティブにできるシートは1つだけとなります。プログラミングをする上で、注意して記述する事を心掛けて下さい。