マクロやVBAを記述するためには、VBE(Visual Basic Editor)を開く必要があります。VBEはプログラムを入力・修正するためのエディタ機能を持ち、フォームの作成やソースコードのコンパイル、実行、デバッグ作業を容易にしてくれます。このVBEの開き方について紹介します。
開き方
(1)Excelを起動します。
(2)メニューにある「開発」タブをクリックします。
※開発タブが無い場合はこちらの手順より開発タブを表示して下さい。
(3)コードにある「Visual Basic」をクリックします。
(4)VBE画面(VBAを記述するための画面)が開きます。
(5)メニューにある「挿入」をクリックし、「標準モジュール」を選択(クリック)します。(※この標準モジュールはVBAを記述するエリアになります。)
(6)画面左側のプロジェクト内に標準モジュールが追加され、画面右側にVBA記述エリア(空白エリア)が表示されます。この空白エリアにVBAを記述する事で、Excel上でマクロ(VBA)を使用する事ができるようになります。(※ここまでがVBE画面の開き方となります。)
(7)最後にVBE記述エリアへ基本文法であるプロシージャの記述方法(VBAの記述方法)について説明しておきます。プロシージャとは、記述したプログラムを呼び出し、実行するための最小単位となります。
[記述例]:
Sub サンプル()
MsgBox "はじめまして。", 64, "メッセージ"
End Sub
※今回の例では、プロシージャ名が「サンプル」となります。また、このプロシージャが実行(メニューにある実行ボタン▶をクリック)された場合、MsgBoxによる「はじめまして。」のメッセージ画面が表示されます。
[VBE記述イメージ]:
[実行例]:
おわりに
VBEはVBAを記述するための画面となるため、VBAを記述したい場合は必ず開く必要がある画面となります。また、Subプロシージャは、VBAを実行するための最小単位となるため、まずはこの2つの作業を覚える事がVBAを理解するための大前提となります。