構文
記述方法は以下の通りとなります。
IsError([変数])
[説明]:
指定した変数がエラーか否かを判定します。エラーの場合には「True」を、エラー以外の場合には「False」を戻り値として返します。
[変数] | 任意の変数を記述します。 |
[記述例]:
IsError(Range("C2"))
使い方
使い方について具体的に説明します。
変数がエラーの場合
変数がエラーの場合について説明します。
[プログラミング例①]:
Sub サンプル()
MsgBox IsError(Range("C2"))
End Sub
「C2セルの内容がエラーか否かを判断し、エラーの場合は「True」を、エラー以外の場合は「False」をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例①]:
①C2セルにはA1セル÷B2セルの結果が表示されています。今回はB2セルに0がセットされているため、0での除算となる事からC2セルにはエラー(#DIV/0!)が表示されています。この状態で<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。C2セルの内容がエラーである事から、MsgBoxで「True」が表示されます。
[サンプル①]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
[プログラミング例②]:
Sub サンプル()
If (IsError(Range("C2")) = True) Then
MsgBox "エラーです。"
Else
MsgBox "エラーではありません。"
End If
End Sub
「C2セルの内容がエラーか否かを判断し、エラーの場合は「エラーです。」を、エラー以外の場合は「エラーではありません。」をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例②]:
①C2セルにはA1セル÷B2セルの結果が表示されています。今回はB2セルに0がセットされているため、0での除算となる事からC2セルにはエラー(#DIV/0!)が表示されています。この状態で<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。C2セルの内容がエラーである事から、MsgBoxで「エラーです。」が表示されます。
[サンプル②]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
変数がエラーの場合についての説明は以上です。
変数がエラー以外の場合
変数がエラー以外の場合について説明します。
[プログラミング例①]:
Sub サンプル()
MsgBox IsError(Range("C2"))
End Sub
「C2セルの内容がエラーか否かを判断し、エラーの場合は「True」を、エラー以外の場合は「False」をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例①]:
①C2セルにはA1セル÷B2セルの結果が表示されています。今回は2÷1の結果である2がC2セルにセットされています。この状態で<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。C2セルの内容がエラー以外である事から、MsgBoxで「False」が表示されます。
[サンプル①]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
[プログラミング例②]:
Sub サンプル()
If (IsError(Range("C2")) = True) Then
MsgBox "エラーです。"
Else
MsgBox "エラーではありません。"
End If
End Sub
「C2セルの内容がエラーか否かを判断し、エラーの場合は「エラーです。」を、エラー以外の場合は「エラーではありません。」をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例②]:
①C2セルにはA1セル÷B2セルの結果が表示されています。今回は2÷1の結果である2がC2セルにセットされています。この状態で<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。C2セルの内容がエラー以外である事から、MsgBoxで「エラーではありません。」が表示されます。
[サンプル②]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
変数がエラー以外の場合についての説明は以上です。
プログラミング(サンプル)
プログラミング事例を紹介します。
おわりに
今回はIsError関数の使い方について説明しました。類似の内容としてIsDate関数を使用した日付や時刻として扱えるかどうかを調べる方法やIsArray関数を使用した配列かどうかを調べる方法があります。こちらも参考にして下さい。