構文
構文は以下の通りです。
解説
CurDir関数は、現在のディレクトリ(カレントディレクトリ)のパスを返す関数です。戻り値は、現在のディレクトリのパスを表す文字列を返します。ドライブには、現在のディレクトリを取得するドライブを指定します。省略する事も可能で、省略された場合、現在のドライブが適用されます。
使い方
【使い方1】
特定のドライブの現在のディレクトリを取得する場合は、次のように記述します。
path = CurDir("C:")
MsgBox path
上記の例では、"C:"ドライブの現在のディレクトリを取得して、その結果をメッセージボックスに表示しています。
【使い方2】
現在のドライブの現在のディレクトリを取得する場合は、以下のように記述します。
path = CurDir
MsgBox path
上記の例では、現在のドライブの現在のディレクトリを取得して、その結果をメッセージボックスに表示しています。
プログラミング例
以下に、具体的なプログラミング例を示します。
プログラミング例1
特定のドライブの現在のディレクトリを取得して、セルに表示する例です。
Dim path As String
path = CurDir("D:")
Range("A1").Value = path
End Sub
上記の例では、"D:"ドライブの現在のディレクトリを取得して、シートのA1セルに表示しています。セルに結果を表示することで、ユーザーが現在のディレクトリを確認することができます。
プログラミング例2
現在のドライブの現在のディレクトリを取得して、ファイルを保存する例です。
Dim path As String
Dim fileName As String
path = CurDir
fileName = "SampleFile.txt"
ActiveWorkbook.SaveAs path & "" & fileName
End Sub
上記の例では、現在のドライブの現在のディレクトリを取得し、指定したファイル名でファイルを保存しています。CurDir関数で取得したパスとファイル名を結合することで、現在のディレクトリにファイルを保存することができます。
まとめ
CurDir関数は、ファイルやフォルダに関する操作を行う際に便利な関数です。この関数を使用することで、現在のディレクトリのパスを取得できます。是非活用してください。