教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA 関数】CurDirステートメントの使い方を教えて!

構文

構文は以下の通りです。

CurDir [(”ドライブ”)]

解説

CurDir関数は、現在のディレクトリ(カレントディレクトリ)のパスを返す関数です。戻り値は、現在のディレクトリのパスを表す文字列を返します。

引数 指定 内容
ドライブ 省略可 ディレクトリを取得するドライブを指定します。省略された場合、現在のドライブが適用されます。ドライブを指定する場合、引用符(")で囲む必要があります。

使用例

CurDir
CurDir("C:")

使い方

具体的な使い方を紹介します。

【使い方1】

特定のドライブの現在のディレクトリを取得する場合は、次のように記述します。

Dim path As String
path = CurDir("C:")
MsgBox path

上記の例では、"C:"ドライブの現在のディレクトリを取得して、その結果をメッセージボックスに表示しています。

【使い方2】

現在のドライブの現在のディレクトリを取得する場合は、以下のように記述します。

Dim path As String
path = CurDir
MsgBox path

上記の例では、現在のドライブの現在のディレクトリを取得して、その結果をメッセージボックスに表示しています。

プログラミング例

以下に、具体的なプログラミング例を示します。

プログラミング例1

特定のドライブの現在のディレクトリを取得して、セルに表示する例です。

Sub ShowCurrentDirectory()
    Dim path As String
    path = CurDir("D:")
    Range("A1").Value = path
End Sub

上記の例では、"D:"ドライブの現在のディレクトリを取得して、シートのA1セルに表示しています。セルに結果を表示することで、ユーザーが現在のディレクトリを確認することができます。

プログラミング例2

現在のドライブの現在のディレクトリを取得して、ファイルを保存する例です。

Sub SaveFileInCurrentDirectory()
    Dim path As String
    Dim fileName As String
    path = CurDir
    fileName = "SampleFile.txt"
    ActiveWorkbook.SaveAs path & "" & fileName
End Sub

上記の例では、現在のドライブの現在のディレクトリを取得し、指定したファイル名でファイルを保存しています。CurDir関数で取得したパスとファイル名を結合することで、現在のディレクトリにファイルを保存することができます。

まとめ

CurDir関数は、ファイルやフォルダに関する操作を行う際に便利な関数です。この関数を使用することで、ディレクトリのパスを取得できます。是非活用してください。