構文
構文は以下の通りです。
ラベル名.Font.Size = サイズ
ラベル名.Font.Bold = True/False
ラベル名.Font.Italic = True/False
ラベル名.Font.Underline = xlUnderlineStyleNone / xlUnderlineStyleSingle / xlUnderlineStyleDouble
ラベル名.Font.Color = RGB(R, G, B)
解説
ラベル名は、フォームに配置したラベルの名前を指定します。Fontプロパティを使用してラベルのフォントの書式を設定します。
●Font.Name:フォント名を指定します。例えば、「MS ゴシック」や「Arial」などのフォント名を指定します。
●Font.Size:フォントサイズを指定します。整数値を指定し、ポイント単位でフォントサイズを指定します。
●Font.Bold:フォントを太字にする場合はTrue、太字にしない場合はFalseを指定します。
●Font.Italic:フォントをイタリック体にする場合はTrue、イタリック体にしない場合はFalseを指定します。
●Font.Underline:フォントに下線を引く場合は、xlUnderlineStyleNone(下線なし)、xlUnderlineStyleSingle(一重下線)、xlUnderlineStyleDouble(二重下線)のいずれかを指定します。
●Font.Color:フォントの色を指定します。RGB関数を使用してRed(R)、Green(G)、Blue(B)の値を指定します。
使い方
具体的な使い方を紹介します。
' フォントの書式を設定
Label1.Font.Name = "MS ゴシック"
Label1.Font.Size = 12
Label1.Font.Bold = True
Label1.Font.Italic = False
Label1.Font.Underline = xlUnderlineStyleSingle
Label1.Font.Color = RGB(255, 0, 0) ' 赤色
End Sub
上記の例では、フォーム上に配置したラベルのフォントの書式を設定しています。Label1のフォントは「MS ゴシック」で、サイズは12ポイント、太字、一重下線、赤色に設定されます。
プログラミング例
以下に、プログラミング例を紹介します。
' フォントの初期設定
Label1.Caption = "Hello, VBA!"
Label1.Font.Name = "Arial"
Label1.Font.Size = 14
Label1.Font.Bold = False
Label1.Font.Italic = False
End Sub
Private Sub ToggleFontButton_Click()
' ボタンがクリックされたら、フォントの書式を切り替える
If Label1.Font.Bold = True Then
Label1.Font.Bold = False
Label1.Font.Italic = False
Else
Label1.Font.Bold = True
Label1.Font.Italic = True
End If
End Sub
このコードでは、UserForm_Initializeサブルーチンでフォームが初期化されるときに、ラベルのフォントを設定します。また、ToggleFontButton_Clickサブルーチンでボタンがクリックされると、フォントの太字とイタリック体を切り替えます。
まとめ
フォーム内のラベルのフォントの書式を設定するには、LabelObject.Fontプロパティを使用します。LabelObject.Font.Name、LabelObject.Font.Size、LabelObject.Font.Bold、LabelObject.Font.Italic、LabelObject.Font.Underline、LabelObject.Font.Colorを適切に設定することで、ラベルのフォントの書式を自由に変更できます。是非活用してください。