構文
構文は以下の通りです。
FROM テーブル名
WHERE 条件
解説
SELECT文は、データベースから情報を取得するために使用される基本的な構文です。
・SELECT:取得する情報の列を指定します。複数の列を取得する場合は、列名をカンマで区切ります。
・FROM:情報を取得するテーブルを指定します。データベース内のテーブル名を指定します。
・WHERE(オプション):情報の絞り込み条件を指定します。条件に合致するデータのみを取得します。
使い方
1. 全ての列を取得する場合
最も基本的な使い方は、テーブル内の全ての列を取得する方法です。
FROM テーブル名;
*を使用することで、全ての列を取得できます。
2. 特定の列を取得する場合
特定の列のデータだけを取得したい場合は、SELECT句で列名を指定します。
FROM テーブル名;
列名はカンマで区切ることで、複数の列を指定することもできます。
3. 条件を指定して情報を取得する場合
特定の条件に合致する情報のみを取得するには、WHERE句を使用します。
FROM テーブル名
WHERE 条件;
条件は、比較演算子(=, <>, <, >, <=, >=)や論理演算子(AND, OR, NOT)を使用して指定します。
4. ソートして情報を取得する場合
情報を特定の順序で取得するには、ORDER BY句を使用します。
FROM テーブル名
ORDER BY 列名 ASC|DESC;
ASCは昇順(小さい値から大きい値の順)、DESCは降順(大きい値から小さい値の順)を意味します。
プログラミング例
実際のプログラミング例を示します。
1. 全ての列を取得する場合
FROM Employees;
この例では、Employeesテーブル内の全ての列を取得します。
2. 特定の列を取得する場合
FROM Employees;
この例では、EmployeesテーブルからEmployeeID、LastName、FirstNameの列だけを取得します。
3. 条件を指定して情報を取得する場合
FROM Products
WHERE UnitPrice > 10.00;
この例では、ProductsテーブルからUnitPriceが10.00より大きい商品のProductNameとUnitPriceの列を取得します。
4. ソートして情報を取得する場合
FROM Products
ORDER BY UnitPrice DESC;
この例では、ProductsテーブルからUnitPriceの降順でソートされたProductNameとUnitPriceの列を取得します。
まとめ
SELECT文はデータベースから情報を取得するための重要な構文であり、全ての列や特定の列、条件に合致する情報を取得することができます。さらに、情報のソートも行うことができます。SELECT文はSQLの基礎的な部分ですが、しっかりと理解しておくことでデータベースから必要な情報を取得する能力が向上します。