構文
構文は以下の通りです。
テキストボックス名.EnterKeyBehavier = True / False
解説
EnterKeyBehavierプロパティは、Trueに設定するとEnterキーを押した際に特定のアクションを実行するようになります。また、Falseに設定すると通常のEnterキーの動作を維持します。
使い方
具体的な使い方を紹介します。
1.Trueを設定する場合
TextBox1.EnterKeyBehavier = True
これを設定すると、テキストボックス1(TextBox1)でEnterキーを押すと、通常のEnterキーの振る舞いに加えて、特定のアクションが実行されるようになります。このアクションは、Enterキーが押されたときに何らかのカスタムコードを実行することができます。たとえば、特定の処理をトリガーしたり、フォーム内で次の入力フィールドにフォーカスを移動させたりすることができます。
2.Falseを設定する場合
TextBox1.EnterKeyBehavier = False
これを設定すると、テキストボックス1(TextBox1)でEnterキーを押しても、通常のEnterキーの振る舞いが維持されます。テキストボックスからフォーカスが外れ、次のコントロールに移動します。
プログラミング例
以下に、プログラミング例を紹介します。
Private Sub UserForm_Initialize()
If SomeCondition = True Then
' 複数行入力を可とする
TextBox1.MultiLine = True
' Enterキーが押されたときに複数行入力を可とする
TextBox1.EnterKeyBehavier = True
Else
' 条件が満たされない場合、複数行入力を不可とする
TextBox1.MultiLine = False
' Enterキーが押されても複数行入力を不可とする
TextBox1.EnterKeyBehavier = False
End If
End Sub
If SomeCondition = True Then
' 複数行入力を可とする
TextBox1.MultiLine = True
' Enterキーが押されたときに複数行入力を可とする
TextBox1.EnterKeyBehavier = True
Else
' 条件が満たされない場合、複数行入力を不可とする
TextBox1.MultiLine = False
' Enterキーが押されても複数行入力を不可とする
TextBox1.EnterKeyBehavier = False
End If
End Sub
上記は、特定の条件が満たされた場合に、テキストボックス内で複数行入力を可能とし、Enterキーが押されたときに改行します。また、条件が満たされない場合に、テキストボックス内で複数行入力を不可とし、Enterキーが押されても改行しないようにする例です。
まとめ
Enterキーで改行できるテキストボックスを活用すれば、Excelシート内でテキストを入力しやすくなり、データの整理や記録がスムーズに行えます。是非活用してください。