コマンドボタンをクリックして、ラベルの長さを設定する方法について紹介します。
内容
[サンプルフォーム]:
今回は以下のサンプルフォームを使用して説明します。
・フォーム名の付け方はこちらを参考にして下さい。
・ラベル名の付け方はこちらを参考にして下さい。
・コマンドボタン名の付け方はこちらを参考にして下さい。
・コマンドボタンへの表示文字の付け方はこちらを参考にして下さい。
[実行内容]:
上記のサンプルフォーム内にある
<ラベルの長さ:10>ボタンをクリックすると、
ラベル名:ラベルの長さが10
<ラベルの長さ:50>ボタンをクリックすると、
ラベル名:ラベルの長さが50
<ラベルの長さ:100>ボタンをクリックすると、
ラベル名:ラベルの長さが100
<元に戻す>ボタンをクリックすると、
ラベル名:ラベルの長さが200
に変更される方法について紹介します。
ラベルの長さを設定する方法
(1)VBE(VBA記述画面)を開き、予め作成したテストフォームがある事を確認します。(※VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。)
(2)フォームにある<ラベルの長さ:10>ボタン上で右クリックします。小窓が開くので「コードの表示」を選択します。
(3)「ラベルの長さ10_Click」イベントプロシージャが表示されます。(※これは自動的に作成される仕組みとなっている様です。)
(4)実行する処理内容を記述します。今回はボタンがクリックされた場合に、ラベルの長さを「10」にする設定内容を記述します。
Private Sub ラベルの長さ10_Click()
ラベル.Width = 10
End Sub
(5)また、その他のボタンである<ラベルの長さ:50>ボタンや<ラベルの長さ:100>ボタンや<元に戻す>ボタンについても、上記の(2)~(4)と同じ様に処理内容を記述します。
(6)<ラベルの長さ:50>ボタンがクリックされた場合には、ラベルの長さを「50」にし、<ラベルの長さ:100>ボタンがクリックされた場合には、ラベルの長さを「100」にし、<元に戻す>ボタンがクリックされた場合には、ラベルの長さを「200」にする設定内容を記述します。
Private Sub ラベルの長さ50_Click()
ラベル.Width = 50
End Sub
Private Sub ラベルの長さ100_Click()
ラベル.Width = 100
End Sub
Private Sub 元に戻す_Click()
ラベル.Width = 200
End Sub
(7)上部にある実行ボタン(▶)をクリックします。
(8)テストフォームが表示されます。
(9)最初に<ラベルの長さ:10>ボタンをクリックします。
(10)ラベル名:ラベルの長さが10で表示されます。(※<ラベルの長さ:10>ボタンに設定した上記(4)イベントプロシージャが実行された事が分かります。)
(11)次に<ラベルの長さ:50>ボタンをクリックします。
(12)ラベル名:ラベルの長さが50で表示されます。(※<ラベルの長さ:50>ボタンに設定した上記(6)イベントプロシージャが実行された事が分かります。)
(13)次に<ラベルの長さ:100>ボタンをクリックします。
(14)ラベル名:ラベルの長さが100で表示されます。(※<ラベルの長さ:100>ボタンに設定した上記(6)イベントプロシージャが実行された事が分かります。)
(15)最後に<元に戻す>ボタンをクリックします。
(16)ラベル名:ラベルの長さが200で表示されます。(※<元に戻す>ボタンに設定した上記(6)イベントプロシージャが実行された事が分かります。)
ラベルの長さを設定する方法についての説明は以上です。
サンプル
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
おわりに
今回はラベルの長さを設定する方法について説明しました。是非活用してみて下さい。