構文
記述方法は以下の通りとなります。
ChDir(”[パス]”)
[説明]:
指定したパスにカレントフォルダを変更します。
(※カレントフォルダとは現在使用しているフォルダの事を指します。)
[パス] | 変更したいフォルダパスを記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
ChDir ("C:\テスト")
使い方
使い方について具体的に説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
MsgBox CurDir("C:")
ChDir ("C:\テスト")
MsgBox CurDir("C:")
End Sub
内容は、「最初にCドライブのカレントフォルダをMsgBoxで表示し、次にカレントフォルダをC:\テストに変更します。最後にもう一度CドライブのカレントフォルダをMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。(※カレントフォルダを調べるCurDirステートメントの使い方はこちらを参考にして下さい。)
※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②Cドライブの現在のカレントフォルダが表示されます。(※現在のCドライブカレントフォルダがWindowsとなるため、「C:\Windows」がMsgBoxで表示されます。)
③再度Cドライブの現在のカレントフォルダが表示されます。(※現在のCドライブカレントフォルダがテストとなるため、「C:\テスト」がMsgBoxで表示されます。)
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
カレントフォルダを変更する方法についての説明は以上です。
おわりに
今回はカレントフォルダを変更する方法について説明しました。違うフォルダ間を跨ぐ処理がある場合は、是非ChDirステートメントを有効活用して下さい。