構文
記述方法は以下の通りとなります。
(1)配列が一次元の場合
LBound([一次元配列])
[説明]:
指定した一次元配列の行下限値(インデックス番号)を返します。
[一次元配列] | 任意の一次元配列を記述します。 |
[記述例]:
LBound(配列)
(2)配列が二次元の場合
LBound([二次元配列],[次元数])
[説明]:
指定した二次元配列の行又は列の下限値(インデックス番号)を返します。
[二次元配列] | 任意の二次元配列を記述します。 |
[次元数] | 「1」又は「2」を記述します。 ※「1」の場合は行、「2」の場合は列の下限値を返します。 |
[記述例]:
LBound(二次元配列,1)
LBound(二次元配列,2)
使い方
使い方について具体的に説明します。
一次元配列での行下限値を調べる方法
一次元配列での行下限値を調べる方法について説明します。
[プログラミング例①]:
Option Baseを使用して配列の下限値(インデックス番号)を「0」にした場合
Option Base 0
Sub サンプル()
Dim 配列(3) As String
MsgBox LBound(配列)
End Sub
「Option Base 0を指定します。サンプルプロシージャの中に一次元配列:配列(3)を定義し、LBound関数を使用して行下限値をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。(※Option Base 0は、配列の下限値(インデックス番号)を0スタートとします。)
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例①]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。下限値を0とする指定をしたため、MsgBoxで「0」が表示されます。
[サンプル①]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
[プログラミング例②]:
Option Baseを使用して配列の下限値(インデックス番号)を「1」にした場合
Option Base 1
Sub サンプル()
Dim 配列(3) As String
MsgBox LBound(配列)
End Sub
「Option Base 1を指定します。サンプルプロシージャの中に一次元配列:配列(3)を定義し、LBound関数を使用して行下限値をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。(※Option Base 1は、配列の下限値(インデックス番号)を1スタートとします。)
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例②]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。下限値を1とする指定をしたため、MsgBoxで「1」が表示されます。
[サンプル②]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
一次元配列での行下限値を調べる方法についての説明は以上です。
二次元配列での行下限値を調べる方法
二次元配列での行下限値を調べる方法について説明します。
[プログラミング例①]:
Option Baseを使用して配列の下限値(インデックス番号)を「0」にした場合
Option Base 0
Sub サンプル()
Dim 二次元配列(3, 5) As Variant
MsgBox LBound(二次元配列, 1)
End Sub
「Option Base 0を指定します。サンプルプロシージャの中に二次元配列:二次元配列(3, 5)を定義し、LBound関数を使用して行下限値をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。(※Option Base 0は、配列の下限値(インデックス番号)を0スタートとします。)
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例①]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。下限値を0とする指定をしたため、MsgBoxで「0」が表示されます。
[サンプル①]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
[プログラミング例②]:
Option Baseを使用して配列の下限値(インデックス番号)を「1」にした場合
Option Base 1
Sub サンプル()
Dim 二次元配列(3, 5) As Variant
MsgBox LBound(二次元配列, 1)
End Sub
「Option Base 1を指定します。サンプルプロシージャの中に二次元配列:二次元配列(3, 5)を定義し、LBound関数を使用して行下限値をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。(※Option Base 1は、配列の下限値(インデックス番号)を1スタートとします。)
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例②]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。下限値を1とする指定をしたため、MsgBoxで「1」が表示されます。
[サンプル②]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
二次元配列での行下限値を調べる方法についての説明は以上です。
二次元配列での列下限値を調べる方法
二次元配列での列下限値を調べる方法について説明します。
[プログラミング例①]:
Option Baseを使用して配列の下限値(インデックス番号)を「0」にした場合
Option Base 0
Sub サンプル()
Dim 二次元配列(3, 5) As Variant
MsgBox LBound(二次元配列, 2)
End Sub
「Option Base 0を指定します。サンプルプロシージャの中に二次元配列:二次元配列(3, 5)を定義し、LBound関数を使用して列下限値をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。(※Option Base 0は、配列の下限値(インデックス番号)を0スタートとします。)
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例①]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。下限値を0とする指定をしたため、MsgBoxで「0」が表示されます。
[サンプル①]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
[プログラミング例②]:
Option Baseを使用して配列の下限値(インデックス番号)を「1」にした場合
Option Base 1
Sub サンプル()
Dim 二次元配列(3, 5) As Variant
MsgBox LBound(二次元配列, 2)
End Sub
「Option Base 1を指定します。サンプルプロシージャの中に二次元配列:二次元配列(3, 5)を定義し、LBound関数を使用して列下限値をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。(※Option Base 1は、配列の下限値(インデックス番号)を1スタートとします。)
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例②]:
①<実行>ボタンをクリックします。
②結果は以下の様に表示されます。下限値を1とする指定をしたため、MsgBoxで「1」が表示されます。
[サンプル②]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
二次元配列での列下限値を調べる方法についての説明は以上です。
プログラミング(サンプル)
プログラミング事例を紹介します。
おわりに
今回はLBound関数を使用した配列の下限値を調べる方法について説明しました。動的配列やOption Baseを使用している場合等では、下限値を把握しておく事で正しい処理が実行できます。是非活用してみて下さい。また、類似の内容として配列の上限値を調べる方法もあります。こちらも参考にしてみて下さい。