教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA 外部アプリケーション連携】SQL文って何?教えて!

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データベースに対して必要なデータを取り出したり内容を変更したりする場合、「SQL文」を使用すると簡単な構文で必要なデータだけを取り出したり更新したりする事ができます。また、VBAの中にSQL文を記述する事で、データベースに対して様々な操作を行う事ができます。

 

 

SQL文の概要

SQLは「構造化問い合わせ言語」と呼ばれており、言語の中でもVBAやVB、Java、C言語の様なプログラミング言語と違い、主に手続き型の言語と組み合わせて使用する「サブ言語」となります。また、SQLはそれ単体で完結している言語となるため、VBAでしか使えない、Javaでしか使えないと言う事ではなく、どの手続き型言語で使用しても同じ様に使用する事が可能です。

SQLはデータベースを操作する標準的な言語として発展を続けており、世の中に出回っているデータベースアプリケーションは、このSQLを使用して操作が行える様に開発されています。

SQL文には大きく分けて2つあり、「データベース内のデータを選択・抽出する」タイプのSQL文(データ操作命令:DML)と「データ内の定義を行う」タイプのSQL文(データ定義命令:DDL)に分かれています。また、操作の基本となるデータ操作の主な命令には以下の4つがあります。

【SQL文の主な命令】
・SELECT命令・・・レコードの抽出
・INSERT INTO命令・・・レコードの追加
・UPDATE命令・・・レコードの更新
・DELETE命令・・・レコードの削除

 

VBAでSQLを使用するメリット

外部のデータベースにアクセスする際、SQLを使用するメリットは「記述が簡単」と言う事です。VBAで記述しようとすると何十行にもなる記述構文が、SQL文であれば数行で同じ処理を記述する事ができます。

 

おわりに

結論から言うと、SQLを覚えればデータベースの種類に関係なく、必要なデータの抽出・更新・削除操作が容易にできる様になります。是非VBAと一緒に覚えてもらい、VBAとの組み合わせでより高度な構文を記述してみて下さい。