構文
構文は以下の通りです。
' ここにフォームがクリックされた際に実行する処理を記述します
End Sub
解説
Clickイベントは、ユーザーフォームがクリックされたときに発生するイベントです。このイベントを利用することで、フォームがクリックされた瞬間に特定の処理を実行することができます。たとえば、クリックされた位置によって異なる処理を行う、クリックした場所の情報を表示する、などの処理を実装することができます。
使い方
具体的な使い方を紹介します。
' クリックされた際に表示するテキスト
Dim textToShow As String
textToShow = "Hello, ユーザーさん!"
' ラベルにテキストを表示
Label1.Caption = textToShow
End Sub
上記は、フォームがクリックされるたびにフォーム内のラベルにテキストが表示されます。
プログラミング例
以下に、プログラミング例を幾つか紹介します。
例1:フォームがクリックされた際にセルに値を入力する
Dim ws As Worksheet
Set ws = ThisWorkbook.Sheets("Sheet1") ' シート名を適宜変更
ws.Range("A1").Value = "フォームがクリックされました。"
End Sub
この例では、フォームがクリックされた際に指定したシートのA1セルに値を入力します。ThisWorkbook.Sheets("Sheet1")の部分では、シート名を適宜変更してください。
例2:フォームがクリックされた際に色を変更する
If Me.BackColor = RGB(255, 255, 255) Then
Me.BackColor = RGB(255, 0, 0) ' 背景色を赤に変更
Else
Me.BackColor = RGB(255, 255, 255) ' 背景色を白に戻す
End If
End Sub
この例では、フォームがクリックされるたびに背景色が切り替わります。フォームの背景色が白の場合、クリックすると赤に変わります。もう一度クリックすると白に戻ります。
例3:フォームがクリックされた際に入力ボックスを表示する
Dim inputText As String
inputText = InputBox("何か入力してください:", "入力ボックス")
If inputText <> "" Then
MsgBox "入力されたテキスト:" & inputText, vbInformation, "入力結果"
End If
End Sub
この例では、フォームがクリックされると入力ボックスが表示されます。ユーザーがテキストを入力すると、その入力内容がメッセージボックスで表示されます。
まとめ
Clickイベントを使用することで、フォームがクリックされた瞬間に特定の処理を実行することができます。これを活用して、フォームの使い勝手を向上させたり、ユーザーとのインタラクションを追加したりすることができます。是非活用してください。