Timer関数を使用したプログラミング例を紹介します。
例題
コピー元(C列)に登録されているデータをコピー先(A列)に貼り付けし、転記に掛かった時間を表示します。
[実行前]:
C列に1~100000の数字が入力されています。(※C列には10万件のデータが登録されています。)
[実行後]:
C列データをA列に貼り付けし、掛かった時間を表示します。今回は転記に55秒掛かったため、「55秒」が表示されました。
プログラミング
プログラミングは以下の通りとなります。
[記述例]:
Sub サンプル()
'↓処理①
Dim 行 As Long
Dim 開始時間 As Long
Dim 終了時間 As Long
'↓処理②
Range("A2:A100001").ClearContents
'↓処理③
開始時間 = Timer
'↓処理④
For 行 = 2 To 100001
Cells(行, "A") = Cells(行, "C")
Next
'↓処理⑤
終了時間 = Timer
'↓処理⑥
MsgBox (終了時間 - 開始時間) & "秒"
End Sub
処理①:変数定義
変数を定義します。
処理②:コピー先欄クリア
A列の2行目~100001行目までをクリアします。
処理③:開始時刻取得
変数:開始時間に開始時刻(現在の時刻)をセットします。開始時刻はTimer関数を使用して取得します。
処理④:コピー元データをコピー先にセット
For~Next文を使用した2行目~100001行目までのコピー元データ(C列)をコピー先(A列)にセットします。
処理⑤:終了時刻取得
変数:終了時間に終了時刻(現在の時刻)をセットします。終了時刻はTimer関数を使用して取得します。
処理⑥:経過時間の表示
上記処理③と処理⑤で取得した時刻の差分をMsgBoxで表示します。
との内容になります。
ダウンロード
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。