フォームにスクロールバーを追加した場合、VBE画面左下のスクロールバープロパティ内にある[TabIndex]の使い方について使い方について紹介します。
スクロールバープロパティ内にあるTabIndexとは
以下のスクロールバープロパティ内の赤枠箇所が[TabIndex]となります。
[TabIndex]はスクロールバーがフォーカスを得る順番を設定する事ができます。
TabIndexを設定する方法
(1)今回の例として、3つのスクロールバーについて上から順番にフォーカスを移動させる設定方法について説明していきます。
(2)まず最初に一番上のスクロールバーが最初のフォーカスを得るため、一番上のスクロールバーをクリックした後にTabIndexプロパティに「0」を入力します。(※値は0から順番に設定します。)
(3)次に二番目のスクロールバーがフォーカスを得るため、二番目のスクロールバーをクリックした後にTabIndexプロパティに「1」を入力します。
(4)最後に三番目のスクロールバーがフォーカスを得るため、三番目のスクロールバーをクリックした後にTabIndexプロパティに「2」を入力します。
(5)スクロールバーが上から順番にフォーカスがスライドする事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタンをクリックします。
(6)フォームが表示され一番上のスクロールバーがフォーカス(一番上のスクロールバーにカーソル有り)を得ている事を確認できます。二番目のスクロールバーにフォーカスが移動する事を確認するため、<Enter>キー又は<Tab>キーを押下します。
(7)二番目のスクロールバーがフォーカス(二番目のスクロールバーにカーソル有り)を得ている事を確認できます。三番目のスクロールバーにフォーカスが移動する事を確認するため、<Enter>キー又は<Tab>キーを押下します。
(8)三番目のスクロールバーがフォーカス(三番目のスクロールバーにカーソル有り)を得ている事を確認できます。(※TabIndexプロパティに指定した数字の順番で各スクロールバーにフォーカスが移動しました。)
TabIndexを設定する方法の説明は以上です。
おわりに
今回はTabIndexの設定方法について説明しました。フォーカスを得る順番を指定する事で、ユーザ操作を向上させる事ができます。是非有効に活用してみて下さい。また、TabIndexプロパティに指定した数字の順番にフォーカスを得るには、TabStopの値がTrueの場合のみ有効となります。こちらも予め理解しておいて下さい。また、その他のスクロールバープロパティの使い方はこちらを参考にして下さい。