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ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA フォーム&コントロール】マルチページプロパティ内にある[MultiRow]の使い方を知りたいです。教えて!

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マルチページプロパティ内にある[MultiRow]の使い方について紹介します。

 

 

マルチページプロパティ内にあるMultiRowとは

以下のマルチページプロパティ内の赤枠箇所が[MultiRow]となり、[MultiRow]はタブの文字列の長さがマルチページの幅を超える時にタブを複数行に分けて表示するか否かを設定する事ができます。

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MultiRowに定義する設定値は、以下の2パターンとなります。

定義 内容
False 複数行にしません(既定値)
幅を超える場合はスクロールバーが表示されます
True タブの文字列の長さが幅を超えた場合、タブが複数行に分かれて表示されます

 

MultiRowを設定する方法

(1)マルチページプロパティ内のMultiRowをクリックすると▼ボタンが表示されます。

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(2)▼ボタンをクリックするとプルダウンリストが表示されます。(※プルダウンリストには上記の設定値一覧が表示されます。)

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タブの文字列の長さがマルチページの幅を超える時にタブを複数行に分けて表示しない(False)

(3)今回はタブの文字列の長さがマルチページの幅を超える時にタブを複数行に分けて表示しないため「False」を選択します。また、タブが複数行に分かれて表示されない事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。

(4)フォームが表示され、タブが複数行に分かれて表示されない事が確認できます。(※タブストリップの幅を超える場合はスクロールバーが表示されます。)

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(5)スクロールバーボタンをクリックする事で他のタブを表示する事ができます。

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タブの文字列の長さがマルチページの幅を超える時にタブを複数行に分けて表示する(True)

(6)今回はタブの文字列の長さがマルチページの幅を超える時にタブを複数行に分けて表示するため「True」を選択します。また、タブが複数行に分かれて表示される事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。

(7)フォームが表示され、タブが複数行に分かれて表示される事が確認できます。(※タブの文字列の長さがが幅を超えた場合はタブが複数行に分かれて表示されます。)

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(8)複数行に分かれたタブをクリックする事で他のタブを表示する事ができます。

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MultiRowを設定する方法についての説明は以上です。

 

おわりに

今回はマルチページプロパティ内のMultiRowの使い方について説明しました。その他のマルチページプロパティの使い方はこちらを参考にして下さい。