CStr関数を使用したプログラミング例を紹介します。
例題
値列(A列)に入力されているデータの2行目と4行目を文字列型に変換します。その後で各値のデータ型を結果列(B列)に返すプログラミング方法です。
[実行前]:
[実行後]:
プログラミング
プログラミングは以下の通りとなります。
[記述例]:
Sub サンプル()
Dim 行 As Double
Dim 値
For 行 = 2 To 5
Select Case 行
Case 2
値 = CStr(Range("A" & 行))
Case 4
値 = CStr(Range("A" & 行))
Case Else
値 = Range("A" & 行)
End Select
Select Case VarType(値)
Case 0
Range("B" & 行) = "Empty値です。"
Case 1
Range("B" & 行) = "Null値です。"
Case 2
Range("B" & 行) = "整数型です。"
Case 3
Range("B" & 行) = "長整数型です。"
Case 4
Range("B" & 行) = "単精度浮動小数点数型です。"
Case 5
Range("B" & 行) = "倍精度浮動小数点数型です。"
Case 6
Range("B" & 行) = "通貨型です。"
Case 7
Range("B" & 行) = "日付型です。"
Case 8
Range("B" & 行) = "文字列型です。"
Case 9
Range("B" & 行) = "オブジェクト型です。"
Case 10
Range("B" & 行) = "エラー値です。"
Case 11
Range("B" & 行) = "ブール型です。"
Case 12
Range("B" & 行) = "バリアント型です。"
End Select
Next
End Sub
内容を説明すると、
CStr関数を使用して値列(A列セル)に入力されている2行目の数値を文字列に変換、3行目の数値を数値のまま、4行目の日付を文字列に変換、5行目の日付を日付のままとし、Vartype関数を使用してデータの型を結果列(B列セル)に表示して下さい。
との意味になります。
ダウンロード
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。