教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA フォーム&コントロール】リストボックスプロパティ内にある[MultiSelect]の使い方を知りたいです。教えて!

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リストボックスプロパティ内にある[MultiSelect]の使い方について紹介します。

 

 

リストボックスプロパティ内にあるMultiSelectとは

以下のリストボックスプロパティ内の赤枠箇所が[MultiSelect]となり、[MultiSelect]はリストボックスのリストを複数選択可/不可の設定する事ができます。

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MultiSelectに定義する設定値は、以下の3パターンとなります。

定義 内容
fmMultiSelectSingle 0 複数選択できません (既定値)
fmMultiSelectMulti 1 複数選択できます
fmMultiSelectExtended 2 複数選択できますが、複数選択の場合は
[Ctrl]キーか[Shift]キーを押しながら選択します

 

MultiSelectを設定する方法

(1)リストボックスプロパティ内のMultiSelectをクリックすると▼ボタンが表示されます。

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(2)▼ボタンをクリックするとプルダウンリストが表示されます。(※プルダウンリストには上記の設定値一覧が表示されます。)

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リストの複数選択が不可(fmMultiSelectSingle)

(3)今回はリストボックス内のリストを複数選択不可とするため「0-fmMultiSelectSingle」を選択します。また、リストボックス内のリストが複数選択不可となった事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。

(4)フォームが表示されるのでリストボックス内のリストを選択すると、1件のみ選択が可能となり複数選択ができない事が確認できます。

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リストの複数選択が可能(fmMultiSelectMulti)

(5)今回はリストボックス内のリストを複数選択可能とするため「1-fmMultiSelectMulti」を選択します。また、リストボックス内のリストが複数選択可能となった事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。

(6)フォームが表示されるのでリストボックス内のリストを選択すると、複数選択が可能である事が確認できます。

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リストの複数選択が可能であるがCtrlキーかShiftキーを押しながら選択が必要(fmMultiSelectExtended)

(7)今回はリストボックス内のリストをCtrlキーかShiftキーを押しながら複数選択可能とするため「2-fmMultiSelectExtended」を選択します。また、リストボックス内のリストをCtrlキーかShiftキーを押しながら複数選択可能となった事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。

(8)フォームが表示されるのでCtrlキーかShiftキーを押しながらリストボックス内のリストを選択すると、複数選択が可能である事が確認できます。

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MultiSelectを設定する方法の説明は以上です。

 

おわりに

今回はリストボックスプロパティ内のMultiSelectの使い方について説明しました。
その他のリストボックスプロパティの使い方はこちらを参考にして下さい。