コンボボックスプロパティ内にある[IMEMode]の使い方について紹介します。
- コンボボックスプロパティ内にあるIMEModeとは
- IMEModeを設定する方法
- IMEモードを指定しない(fmIMEModeNoControl)
- IMEモードをオンにして日本語入力ができる状態にする(fmIMEModeOn)
- IMEモードをオンにして英語入力ができる状態にする(fmIMEModeOff)
- IMEモードをオフの状態にする(fmIMEModeDisable)
- IMEモードを全角ひらがなでの入力状態にする(fmIMEModeHiragana)
- IMEモードを全角カタカナでの入力状態にする(fmIMEModeKatakana)
- IMEモードを半角カタカナでの入力状態にする(fmIMEModeKatakanaHalf)
- IMEモードを全角英数での入力状態にする(fmIMEModeAlphaFull)
- IMEモードを半角英数での入力状態にする(fmIMEModeAlpha)
- おわりに
コンボボックスプロパティ内にあるIMEModeとは
以下のコンボボックスプロパティ内の赤枠箇所が[IMEMode]となり、[IMEMode]はコンボボックスに対し日本語入力システムの実行モードを設定する事ができます。
IMEModeに定義する設定値は、以下の9パターンとなります。
定義 | 値 | 内容 |
fmIMEModeNoControl | 0 | 特に指定なし(既定値) |
fmIMEModeOn | 1 | IMEをオンにします(日本語入力) |
fmIMEModeOff | 2 | IMEをオンにします(英語入力) |
fmIMEModeDisable | 3 | IMEをオフにします ※ユーザーはキー操作によってIMEを操作できません |
fmIMEModeHiragana | 4 | 全角ひらがなモードでIMEをオンにします |
fmIMEModeKatakana | 5 | 全角カタカナモードでIMEをオンにします |
fmIMEModeKatakanaHalf | 6 | 半角カタカナモードでIMEをオンにします |
fmIMEModeAlphaFull | 7 | 全角英数モードでIMEをオンにします |
fmIMEModeAlpha | 8 | 半角英数モードでIMEをオンにします |
IMEModeを設定する方法
(1)コンボボックスプロパティ内のIMEModeをクリックすると▼ボタンが表示されます。
(2)▼ボタンをクリックするとプルダウンリストが表示されます。(※プルダウンリストには上記の設定値一覧が表示されます。)
IMEモードを指定しない(fmIMEModeNoControl)
(3)今回はコンボボックスのIMEモードを指定しない(現在のIME状態をそのまま継続する)ため「0-fmIMEModeNoControl」を選択します。また、コンボボックスのIMEモードが指定されていない事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。
(4)フォームが表示されるのでコンボボックスに文字を入力します。現在のIMEモードが「ひらがな」になっているため、ひらがな文字が入力された事を確認できます。
IMEモードをオンにして日本語入力ができる状態にする(fmIMEModeOn)
(5)今回はコンボボックスのIMEモードをオンにして日本語入力ができる状態にするため「1-fmIMEModeOn」を選択します。また、コンボボックスのIMEモードがオンになり日本語入力可であるかを確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。
(6)フォームが表示されるのでコンボボックスに文字を入力します。IMEモードがオンで日本語入力が可能になっているため、ひらがな文字が入力された事を確認できます。
IMEモードをオンにして英語入力ができる状態にする(fmIMEModeOff)
(7)今回はコンボボックスのIMEモードをオンにして英語入力ができる状態にするため「2-fmIMEModeOff」を選択します。また、コンボボックスのIMEモードがオンになり英語入力可であるかを確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。
(8)フォームが表示されるのでコンボボックスに文字を入力します。IMEモードがオンで英語入力が可能になっているため、ローマ字が入力された事を確認できます。
IMEモードをオフの状態にする(fmIMEModeDisable)
(9)今回はコンボボックスのIMEモードをオフの状態(日本語入力ができない状態)にするため「3-fmIMEModeDisable」を選択します。また、コンボボックスのIMEモードがオフになった事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。
(10)フォームが表示されるのでコンボボックスに文字を入力します。IMEモードがオフになっているため、ローマ字が入力された事を確認できます。(※IMEモードをオフに指定すると、ユーザーはキー操作によってIMEをオンにすることはできなくなります。)
IMEモードを全角ひらがなでの入力状態にする(fmIMEModeHiragana)
(11)今回はコンボボックスのIMEモードを全角ひらがなでの入力状態にするため「4-fmIMEModeHiragana」を選択します。また、コンボボックスのIMEモードが全角ひらがなで入力される事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。
(12)フォームが表示されるのでコンボボックスに文字を入力します。IMEモードが全角ひらがなでの入力状態になっているため、ひらがな文字が入力された事を確認できます。
IMEモードを全角カタカナでの入力状態にする(fmIMEModeKatakana)
(13)今回はコンボボックスのIMEモードを全角カタカナでの入力状態にするため「5-fmIMEModeKatakana」を選択します。また、コンボボックスのIMEモードが全角カタカナで入力される事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。
(14)フォームが表示されるのでコンボボックスに文字を入力します。IMEモードが全角カタカナでの入力状態になっているため、全角カタカナ文字が入力された事を確認できます。
IMEモードを半角カタカナでの入力状態にする(fmIMEModeKatakanaHalf)
(15)今回はコンボボックスのIMEモードを半角カタカナでの入力状態にするため「6-fmIMEModeKatakanaHalf」を選択します。また、コンボボックスのIMEモードが半角カタカナで入力される事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。
(16)フォームが表示されるのでコンボボックスに文字を入力します。IMEモードが半角カタカナでの入力状態になっているため、半角カタカナ文字が入力された事を確認できます。
IMEモードを全角英数での入力状態にする(fmIMEModeAlphaFull)
(17)今回はコンボボックスのIMEモードを全角英数字での入力状態にするため「7-fmIMEModeAlphaFull」を選択します。また、コンボボックスのIMEモードが全角英数で入力される事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。
(18)フォームが表示されるのでコンボボックスに文字を入力します。IMEモードが全角英数での入力状態になっているため、全角英数文字が入力された事を確認できます。
IMEモードを半角英数での入力状態にする(fmIMEModeAlpha)
(19)今回はコンボボックスのIMEモードを半角英数字での入力状態にするため「8-fmIMEModeAlpha」を選択します。また、コンボボックスのIMEモードが半角英数で入力される事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタン(▶)をクリックします。
(20)フォームが表示されるのでコンボボックスに文字を入力します。IMEモードが半角英数での入力状態になっているため、半角英数文字が入力された事を確認できます。
IMEModeを設定する方法についての説明は以上です。
おわりに
今回はコンボボックスプロパティ内のIMEModeの使い方について説明しました。その他のコンボボックスプロパティの使い方はこちらを参考にして下さい。