フォームにテキストボックスを追加した場合、VBE画面左下のテキストボックスプロパティ内にある[MultiLine]の使い方について紹介します。
テキストボックスプロパティ内にあるMultiLineとは
以下のテキストボックスプロパティ内の赤枠箇所が[MultiLine]となります。
[MultiLine]はテキストボックスに入力した文字列を改行する/しないを設定する事ができます。
MultiLineに定義する設定値は、以下2パターンとなります。
定義 | 内容 |
False | 改行しません。(既定値) |
True | 改行します。 |
MultiLineを設定する方法
(1)テキストボックスプロパティ内のMultiLineをクリックすると▼ボタンが表示されます。
(2)▼ボタンをクリックするとプルダウンリストが表示されます。(※プルダウンリストには上記の設定値一覧が表示されます。)
テキストボックスに入力した文字列を改行できない様にする(False)
(3)今回はテキストボックスに入力した文字列を改行させないため「False」を選択します。また、テキストボックスに入力した文字列が改行されない事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタンをクリックします。
(4)フォームが表示されるのでテキストボックスに文字を入力すると、文字列が改行されずに表示される事を確認できます。
テキストボックスに入力した文字列を改行できる様にする(True)
(5)今回はテキストボックスに入力した文字列を改行するため「True」を選択します。また、テキストボックスに入力した文字列が改行される事を確認するため、一度フォーム上でクリックをした後、上部にある<実行>ボタンをクリックします。
(6)フォームが表示されるのでテキストボックスに文字を入力すると、文字列が改行されて表示される事を確認できます。
MultiLineを設定する方法についての説明は以上です。
おわりに
今回はMultiLineの設定方法について説明しました。状況に合わせて有効に活用してみて下さい。また、その他のテキストボックスプロパティの使い方はこちらを参考にして下さい。