フォームにリストボックスを追加した場合、VBE画面左下のリストボックスプロパティウィンドウ内に表示される[オブジェクト名]の使い方について説明します。
【目次】
リストボックスプロパティ内にあるオブジェクト名とは
以下のリストボックスプロパティウィンドウ内の赤枠箇所が[オブジェクト名]となります。オブジェクト名は作成したリストボックスに名前を付ける事(名前を変更する事)ができます。既定値はListBox1からリストボックスを作成する毎にListBox2・ListBox3と番号が増えて自動で名前が付きますが、何のリストボックスなのかが分からなくなるため、意図的に名前を付け変える(変更する)必要があります。また、名前を付ける際には幾つかの規則がありますので、その規則を以下に書いておきます。
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①英数字、漢字、ひらがな、カナカナ、_(アンダーバー)が使用できます。
※但し、先頭に数字を使用することはできません。
②既にあるオブジェクト名と同じ名前は使用できません。
③スペースや記号は使用できません。(例:「.」「!」「@」「&」「$」「#」等)
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オブジェクト名を変更(リストボックス名の変更)する方法
(1)リストボックスプロパティウィンドウ内のオブジェクト名をクリックし、カーソルを反転させます。
(2)現在表示されているオブジェクト名:ListBox1を消します。
(3)今回は例としてオブジェクト名を「リストボックス」に変更します。(この時点でオブジェクト名が”ListBox1”→”リストボックス”に変更されました)
オブジェクト名を変更する方法(リストボックス名の変更)の説明は以上です。
おわりに
ここで変更したオブジェクト名(リストボックス名)は、VBAより呼び出す事ができます。上記でも書きましたが、VBAより呼び出す際にListBox1では何のリストボックスを呼び出しているのかが分からなくなるため、リストボックスを新規で作成した場合はできるだけ分かりやすい名前を付けて、第三者からも理解し易いVBA記述を心掛けて下さい。