構文
構文は以下の通りです。
' 実行したいコードをここに記述する
End Sub
解説
Worksheet_BeforeDoubleClickイベントプロシージャは、セルがダブルクリックされたときに実行されるコードを記述するために使用されます。Target引数は、ダブルクリックされたセルや範囲を表します。この引数を使用することで、ダブルクリックされたセルや範囲に対して操作を行うことができます。例えば、Target.Valueを使用してセルの値を取得したり、Target.Selectを使用してセルを選択したりすることができます。また、Cancel引数は、ダブルクリックイベントのキャンセルを制御します。初期値はFalseです。この引数を使用することで、ダブルクリックによるセルの編集をキャンセルしたり、イベントプロシージャの実行を制御したりすることができます。
プログラミング例
以下に、具体的なプログラミング例を示します。
If Not Intersect(Target, Range("A2:A100")) Is Nothing Then
Dim studentName As String
studentName = Target.Value
' 成績詳細の表示処理
MsgBox "生徒名 & "の成績詳細を表示します。"
' 成績詳細表示のための処理を記述する
' 例えば、詳細情報を別のシートに表示する、ダイアログボックスで表示するなど
' ダブルクリックイベントのキャンセル
Cancel = True
End If
End Sub
この例では、A2からA100の範囲内のセルがダブルクリックされた場合に、ダブルクリックされた生徒の名前を取得し、成績詳細を表示する処理が行われます。具体的な成績詳細の表示処理は省略していますが、その部分には生徒の成績情報を表示するための処理を記述することができます。また、最後の行の`Cancel = True`は、ダブルクリックイベントをキャンセルするためのコードです。これにより、ダブルクリックによるセルの編集を無効化し、イベントプロシージャが実行されるだけであることを示しています。
まとめ
Worksheet_BeforeDoubleClickイベントプロシージャを使用することで、セルがダブルクリックされたときに自動的に処理を実行することができます。是非活用してください。