教えて!ExcelVBA!

ExcelVBAの基礎知識・書き方について紹介します。

【ExcelVBA 演算子】比較演算子の使い方について知りたいです。教えて!

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比較演算子の使い方について紹介します。

 

 

比較演算子とは

比較演算子とは2つの値を比較する時に使用します。例えば「Aは2以上」や「CとDは等しい」等の様に値を比較する場合、比較演算子を使用して条件式を作成します。比較演算子を以下一覧に纏めましたので、参考にして下さい。

比較演算子 演算名 使用例 結果
= 等しい 1=2 ×(不一致)
<> 等しくない 1<>2 ○(一致)
> 大きい 1>2 ×(不一致)
< 小さい 1<2 ○(一致)
>= 以上 1>=2 ×(不一致)
<= 以下 1<=2 ○(一致)

 

使い方

使い方について具体的に説明します。

比較演算子:等しい(=)の使い方 

比較演算子:等しい(=)の使い方について説明します。

[プログラミング例]:

Sub サンプル()

  If (Range("A1") = Range("B1")) Then
    MsgBox "●"
  Else
    MsgBox "×"
  End If

End Sub

内容は、「A1セルに入力されている値とB1セルに入力されている値が等しい場合は”●”を表示し、等しくない場合は”×”を表示して下さい。」との意味になります。

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※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。

[実行例①]:

①A1セルに数値の1、B1セルに数値の1が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

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②処理結果は以下の様になります。どちらのセルにも同じ値が入力されている事から「●」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210304114642p:plain

実行例①についての説明は以上です。

[実行例②]:

①A1セルに数値の1、B1セルに数値の2が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210304114608p:plain

②処理結果は以下の様になります。A1セルの値とB1セルの値が等しくない事から「×」が表示されます。

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実行例②についての説明は以上です。

[サンプル]:

上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。

drive.google.com

比較演算子:等しい(=)の使い方についての説明は以上です。

 

比較演算子:等しくない(<>)の使い方 

比較演算子:等しくない(<>)の使い方について説明します。

[プログラミング例]:

Sub サンプル()

  If (Range("A1") <> Range("B1")) Then
    MsgBox "●"
  Else
    MsgBox "×"
  End If

End Sub

内容は、「A1セルに入力されている値とB1セルに入力されている値が等しくない場合は”●”を表示し、等しい場合は”×”を表示して下さい。」との意味になります。

f:id:m_kbou:20210222100008p:plain

※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。

[実行例①]:

①A1セルに数値の1、B1セルに数値の2が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210304115907p:plain

②処理結果は以下の様になります。A1セルの値とB1セルの値が等しくない事から「●」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210304115924p:plain

実行例①についての説明は以上です。

[実行例②]:

①A1セルに数値の1、B1セルに数値の1が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210304115946p:plain

②処理結果は以下の様になります。どちらのセルにも同じ値が入力されている事から「×」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210304120046p:plain

実行例②についての説明は以上です。

[サンプル]:

上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。

drive.google.com

比較演算子:等しくない(<>)の使い方についての説明は以上です。

 

比較演算子:大きい(>)の使い方 

比較演算子:大きい(>)の使い方について説明します。

[プログラミング例]:

Sub サンプル()

  If (Range("A1") > Range("B1")) Then
    MsgBox "●"
  Else
    MsgBox "×"
  End If

End Sub

内容は、「A1セルに入力されている値がB1セルに入力されている値より大きい場合は”●”を表示し、小さい場合は”×”を表示して下さい。」との意味になります。

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※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。

[実行例①]:

①A1セルに数値の2、B1セルに数値の1が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210304120122p:plain

②処理結果は以下の様になります。A1セルの値がB1セルの値より大きい事から「●」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210304120135p:plain

実行例①についての説明は以上です。

[実行例②]:

①A1セルに数値の1、B1セルに数値の2が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

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②処理結果は以下の様になります。A1セルの値よりB1セルの値の方が大きい事から「×」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210304120213p:plain

実行例②についての説明は以上です。

[サンプル]:

上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。

drive.google.com

比較演算子:大きい(>)の使い方についての説明は以上です。

 

比較演算子:小さい(<)の使い方 

比較演算子:小さい(<)の使い方について説明します。

[プログラミング例]:

Sub サンプル()

  If (Range("A1") < Range("B1")) Then
    MsgBox "●"
  Else
    MsgBox "×"
  End If

End Sub

内容は、「A1セルに入力されている値がB1セルに入力されている値より小さい場合は”●”を表示し、大きい場合は”×”を表示して下さい。」との意味になります。

f:id:m_kbou:20210222100236p:plain

※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。

[実行例①]:

①A1セルに数値の1、B1セルに数値の2が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210304120235p:plain

②処理結果は以下の様になります。A1セルの値がB1セルの値より小さい事から「●」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210304120251p:plain

実行例①についての説明は以上です。

[実行例②]:

①A1セルに数値の2、B1セルに数値の1が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210304120305p:plain

②処理結果は以下の様になります。A1セルの値がB1セルの値より大きい事から「×」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210304120319p:plain

実行例②についての説明は以上です。

[サンプル]:

上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。

drive.google.com

比較演算子:小さい(<)の使い方についての説明は以上です。

 

比較演算子:以上(>=)の使い方 

比較演算子:以上(>=)の使い方について説明します。

[プログラミング例]:

Sub サンプル()

  If (Range("A1") >= Range("B1")) Then
    MsgBox "●"
  Else
    MsgBox "×"
  End If

End Sub

内容は、「A1セルに入力されている値がB1セルに入力されている値以上の場合は”●”を表示し、それ以外の場合は”×”を表示して下さい。」との意味になります。

f:id:m_kbou:20210222100340p:plain

※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。

[実行例①]:

①A1セルに数値の2、B1セルに数値の2が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210304120342p:plain

②処理結果は以下の様になります。A1セルの値とB1セルの値が同じ事から「●」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210304120356p:plain

実行例①についての説明は以上です。

[実行例②]:

①A1セルに数値の1、B1セルに数値の2が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210304120410p:plain

②処理結果は以下の様になります。A1セルの値がB1セルの値より小さい事から「×」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210304120423p:plain

実行例②についての説明は以上です。

[サンプル]:

上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。

drive.google.com

比較演算子:以上(>=)の使い方についての説明は以上です。

 

比較演算子:以下(<=)の使い方 

比較演算子:以下(<=)の使い方について説明します。

[プログラミング例]:

Sub サンプル()

  If (Range("A1") <= Range("B1")) Then
    MsgBox "●"
  Else
    MsgBox "×"
  End If

End Sub

内容は、「A1セルに入力されている値がB1セルに入力されている値以下の場合は”●”を表示し、それ以外の場合は”×”を表示して下さい。」との意味になります。

f:id:m_kbou:20210222100438p:plain

※上記のプログラミング例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。

[実行例①]:

①A1セルに数値の2、B1セルに数値の2が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210304120443p:plain

②処理結果は以下の様になります。A1セルの値とB1セルの値が同じ事から「●」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210304120502p:plain

実行例①についての説明は以上です。

[実行例②]:

①A1セルに数値の2、B1セルに数値の1が入力されています。<実行>ボタンをクリックします。

f:id:m_kbou:20210304120517p:plain

②処理結果は以下の様になります。A1セルの値がB1セルの値より大きい事から「×」が表示されます。

f:id:m_kbou:20210304120531p:plain

実行例②についての説明は以上です。

[サンプル]:

上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。

drive.google.com

比較演算子:以下(<=)の使い方についての説明は以上です。

 

おわりに

今回は比較演算子の使い方について説明しました。類似内容として論理演算子の使い方があります。是非一緒に覚えておいて下さい。