乱数を発生させる方法について説明します。乱数とはランダムに発生する数値の事を指します。
【目次】
構文
記述方法は、以下の通りとなります。
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Rnd と Randomize
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[説明]:
Rnd関数は0以上1未満の範囲でランダムな数値を発生させて単精度浮動小数点数型(Single)の値を返します。Rnd関数はRandomizeステートメントと一緒に使われる事が多く、Randomizeステートメントは乱数系列を初期化する役割があります。内容を纏めると、「任意の乱数を発生させて下さい。」との意味になります。
使い方
使い方について、具体的に説明していきます。
[記述例]:
※以下の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方については、VBEの開き方を参考にして下さい。
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Sub サンプル()
Dim 行 As Double
Randomize
For 行 = 1 To 5
Range("A" & 行) = Rnd
Next
End Sub
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「最初に変数:行を定義します。次にRandomizeステートメントで乱数系列の初期化をします。最後にFor~Next文を使い変数:行に1~5の数値をセットしながら乱数を発生させてA列1行目~5行目にセットして下さい。」との意味になります。
[実行例]:
※1行目~5行目に乱数がセットされます。
乱数を発生させる方法についての説明は以上です。
おわりに
今回はRnd関数を使用した乱数を発生させる方法について説明しました。乱数はテストデータやシュミレーションデータ等を作成する場合に使用する事が多いです。是非活用してみて下さい。