Fix関数を使用した小数点以下を切り捨てる方法について説明します。
【目次】
構文
記述方法は、以下の通りとなります。
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Fix([数値])
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[説明]:
Fix関数は小数点以下を含んだ数値に対し、小数部分を切り捨てした整数に丸めた数値を返します。[数値]には整数に丸めたい数値を記述します。内容を纏めると、「[数値]で指定した数値を小数点以下を切り捨てし、整数に丸めた数値で返して下さい。」との意味になります。
[記述例]:
Fix(3.14)
使い方
使い方について、具体的に説明していきます。
正の数について小数点以下を切り捨てる場合
正の数を切り捨てる場合について説明します。
[記述例]:
※以下の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方については、VBEの開き方を参考にして下さい。
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Sub サンプル()
MsgBox Fix(3.14)
End Sub
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「数値:3.14について小数点以下を切り捨てし、整数に丸めた値をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
[実行例]:
※小数点以下が切り捨てられた整数:3が表示されます。
正の数について小数点以下を切り捨てる場合についての説明は以上です。
負の数について小数点以下を切り捨てる場合
負の数を切り捨てる場合について説明します。
[記述例]:
※以下の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方については、VBEの開き方を参考にして下さい。
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Sub サンプル()
MsgBox Fix(-3.14)
End Sub
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「数値:-3.14について小数点以下を切り捨てし、整数に丸めた値をMsgBoxで表示して下さい。」との意味になります。
[実行例]:
※小数点以下が切り捨てられた整数:-3が表示されます。
負の数について小数点以下を切り捨てる場合についての説明は以上です。
おわりに
今回はFix関数を使用した小数点以下を切り捨てる方法について説明しました。類似の内容としてInt関数を使用した小数点以下を切り捨てる方法があります。若干内容が違うので、こちらも参考にして下さい。