今回は色々なスタイルの罫線を引く方法について説明します。
構文
記述方法は以下の通りとなります。
(1)破線を引く
Range(”[セル範囲]”).Borders.LineStyle = xlDash
[説明]:
指定したセル範囲に罫線(破線)を引きます。
[セル範囲] | 破線を引くセル範囲を記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
Range("B2:C5").Borders.LineStyle = xlDash
(2)点線を引く
Range(”[セル範囲]”).Borders.LineStyle = xlDot
[説明]:
指定したセル範囲に罫線(点線)を引きます。
[セル囲] | 点線を引くセル範囲を記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
Range("B2:C5").Borders.LineStyle = xlDot
(3)二重線を引く
Range(”[セル範囲]”).Borders.LineStyle = xlDouble
[説明]:
指定したセル範囲に罫線(二重線)を引きます。
[セル範囲] | 二重線を引くセル範囲を記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
Range("B2:C5").Borders.LineStyle = xlDouble
使い方
使い方について具体的に説明します。
破線を引く
指定したセル範囲の上下左右に破線を引く方法について説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
Range("B2:C5").Borders.LineStyle = xlDash
End Sub
内容は、「B2セル~C5セルの範囲で、上下左右に破線を引いて下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。この<実行>ボタンをクリックします。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)
②結果は以下の様に表示されます。”B”が文字列の左から2番目に存在するため、MsgBoxで「2」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
指定したセル範囲の上下左右に破線を引く方法についての説明は以上です。
点線を引く
指定したセル範囲の上下左右に点線を引く方法について説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
Range("B2:C5").Borders.LineStyle = xlDot
End Sub
内容は、「B2セル~C5セルの範囲で、上下左右に点線を引いて下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。この<実行>ボタンをクリックします。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)
②結果は以下の様に表示されます。”B”が文字列の左から2番目に存在するため、MsgBoxで「2」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
指定したセル範囲の上下左右に点線を引く方法についての説明は以上です。
二重線を引く
指定したセル範囲の上下左右に二重線を引く方法について説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
Range("B2:C5").Borders.LineStyle = xlDouble
End Sub
内容は、「B2セル~C5セルの範囲で、上下左右に二重線を引いて下さい。」との意味になります。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①<実行>ボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。この<実行>ボタンをクリックします。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)
②結果は以下の様に表示されます。”B”が文字列の左から2番目に存在するため、MsgBoxで「2」が表示されます。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
指定したセル範囲の上下左右に二重線を引く方法についての説明は以上です。
おわりに
状況に合わせて線のスタイルを使い分ければ、より見やすい表が作成できます。是非有効に活用してみて下さい。また、類似の内容として罫線の太さを変更する方法もあります。こちらも参考にして下さい。