条件によるクリア処理を実施する方法について説明します。今回はIF文を使用したクリア処理について説明します。
例題
都道府県欄に”茨城県”が入力されている場合は都道府県欄をクリアし、都道府県欄に”茨城県”以外が入力されている場合はクリアしないプログラミング方法となります。
[結果]:
・都道府県に”茨城県”が入力されている場合、<判断>ボタンをクリックする事で都道府県欄がクリアされる。
・都道府県に”茨城県”以外が入力されている場合、<判断>ボタンをクリックしても都道府県欄はクリアされない。
プログラミング
プログラミングは以下の通りとなります。
[記述例]:
Sub サンプル()
If (Trim(Range("A3")) = "茨城県") Then
Range("A3").ClearContents
End If
End Sub
今回の例題では、条件判断にIF文を使用し、入力されたデータが”茨城県”であるか否かの判断をするため、Trim(Range("A3")) = "茨城県”と記述します。Trim関数は文字列前後にスペース文字が入っていた場合に取り除くための指定となります。
条件に一致した場合はA3セルをクリアするため、Range("A3").ClearContentsを記述します。
処理の内容を説明すると、
「A3セルに”茨城県”が入力されている場合はA3セルをクリアし、A3セルに”茨城県”以外が入力されている場合は何もしない。」
との意味になります。
ダウンロード
上記サンプルプログラムを使用したい場合は、こちらからダウンロードして下さい。