変数を使用したセル範囲をクリアする方法について説明します。今回はセル値の行を変数で指定してセル範囲をクリアします。
例題
ボタンをクリックする事で指定した範囲のセルデータをクリアします。クリアする範囲はA3セル~A7セルとし、セル値の行を変数で指定します。
[実行前]:
[実行後]:
・A3セル~A7セル範囲がクリアされる。
プログラミング
プログラミングは以下の通りとなります。
[記述例]:
Sub サンプル()
Dim 行1 As Double
Dim 行2 As Double
行1 = 3
行2 = 7
Range("A" & 行1 & ":A" & 行2).ClearContents
End Sub
今回の例題では、指定した範囲のセルデータをクリアするため、ClearContentsメソッドを使用します。
セル値の行を変数で指定するため、変数:行1及び行2を指定します。
クリアする行範囲が3行目~7行目となるため、変数:行1には3を指定し、変数:行2には7を指定します。
文字列と変数を繋げる場合は、文字列を「”」(ダブルクォーテーション)で囲み、指定した変数との間に「&」(アンパサンド)と記述して繋げます。また、クリアする範囲を指定する場合は、範囲の開始セルと終了セルを「:」(コロン)で繋げます。
結果、A3セル~A7セルをクリアするため、Range("A" & 行1 & ":A" & 行2).ClearContentsを記述します。
処理の内容を説明すると、
「A3セル~A7セルの範囲をクリアします。」
との意味になります。
ダウンロード
上記サンプルプログラムを使用したい場合は、こちらからダウンロードして下さい。