オートフィルタの設定または解除する方法について説明します。オートフィルタを設定または解除するにはAutoFilterメソッドを使用します。データの抽出や絞り込み等で多用する事が多い機能ですので、是非覚えてみて下さい。
構文
記述方法は以下の通りとなります。
Range(”[セル範囲]”).AutoFilter
[説明]:
オートフィルダの設定又は設定解除するには
「Range(”[セル範囲]”).AutoFilter」
と記述します。
[セル範囲] | フィルタを設定/解除する行範囲を記述します。 ※「”」(ダブルクォーテーション)で囲みます。 |
[記述例]:
Range("A1:D1").AutoFilter
使い方
使い方について具体的に説明します。
[プログラミング例]:
Sub サンプル()
Range("A1:D1").AutoFilter
End Sub
内容は、「A1セル~D1セルにオートフィルタを設定または解除して下さい。」との意味になります。
※オートフィルタが設定されていない場合はオートフィルタを設定し、オートフィルタが既に設定されている場合はオートフィルタを解除します。
※上記の記述例は、VBE(VBA記述画面)に記述しないと実行ができません。VBEの開き方についてはこちらを参考にして下さい。
[実行例]:
①A1セル~D4セルにデータが入力されており、オートフィルタが設定されていない状態です。<実行>ボタンには上記のプログラミング例のプログラムが登録されています。この<実行>ボタンをクリックします。(※ボタンの作り方やボタンにプログラムを割り当てるにはこちらを参考にして下さい。)
②結果は以下の様に表示されます。A1セル~D1セルにオートフィルタが設定されます。
③再度<実行>ボタンをクリックします。
④結果は以下の様に表示されます。A1セル~D1セルのオートフィルタが解除されます。
オートフィルタを設定及び解除する方法の説明は以上です。
[サンプル]:
上記で説明したファイルをダウンロードできます。ご自由にお使い下さい。
おわりに
今回はオートフィルタの設定方法について説明しました。上記でも説明した通り、オートフィルタの設定または解除は、同じ処理を繰り返し実行する事で設定⇔解除が繰り返されます。混乱しないように使用して下さい。