構文
構文は以下の通りです。
Worksheetオブジェクトの場合
Workbookオブジェクトの場合
解説
PrintOutメソッドは、WorksheetオブジェクトやWorkbookオブジェクトで使用することができます。それぞれのパラメータの説明を以下に示します。
●From:印刷を開始する最初のページ番号
●To:印刷を終了する最後のページ番号
●Copies:印刷するコピーの数
●Preview:プレビューモードで印刷するかどうか(TrueまたはFalse)
●ActivePrinter:使用するプリンターの名前
●PrintToFile:ファイルに印刷するかどうか(TrueまたはFalse)
●Collate:順番に印刷するかどうか(TrueまたはFalse)
●PrToFileName:印刷した内容を保存するファイル名(PrintToFileがTrueの場合のみ)
使い方
具体的なコード例を交えて説明します。
例1:特定のワークシートを印刷する場合
次のコードは、Sheet1を印刷する例です。
Sheets("Sheet1").PrintOut
End Sub
このコードでは、PrintOutメソッドを使ってSheet1を印刷しています。指定するパラメータはありませんので、デフォルトの設定で印刷が行われます。
例2:範囲指定での印刷
次のコードは、Sheet1のA1からB10の範囲を印刷する例です。
Sheets("Sheet1").Range("A1:B10").PrintOut
End Sub
このコードでは、PrintOutメソッドに印刷範囲を指定しています。A1からB10までの範囲が印刷されます。
例3:プレビューモードで印刷
次のコードは、プレビューモードで印刷する例です。
Application.Dialogs(xlDialogPrintPreview).Show
End Sub
このコードでは、PrintPreviewメソッドを使用して印刷プレビューを表示しています。ダイアログボックスが表示され、ユーザーが印刷内容を確認できます。
例4:範囲指定での印刷
次のコードは、Sheet1のA1からB10の範囲を印刷する例です。
Sheets("Sheet1").Range("A1:B10").PrintOut
End Sub
このコードでは、PrintOutメソッドに印刷範囲を指定しています。A1からB10までの範囲が印刷されます。
例5:特定のワークシートを複数部印刷する場合
次のコードは、Sheet1を3部印刷する例です。
Sheets("Sheet1").PrintOut Copies:=3
End Sub
このコードでは、PrintOutメソッドのCopiesパラメータに3を指定しています。したがって、Sheet1が3部印刷されます。
例6:範囲指定で複数部印刷する場合
次のコードは、Sheet1のA1からB10の範囲を2部印刷する例です。
Sheets("Sheet1").Range("A1:B10").PrintOut Copies:=2
End Sub
このコードでは、PrintOutメソッドのCopiesパラメータに2を指定しています。したがって、Sheet1のA1からB10の範囲が2部印刷されます。
まとめ
PrintOutメソッドは、ワークシートやブックを印刷するための便利な機能です。このメソッドを使うことで、簡単にExcelのデータを印刷することができます。是非活用してください。